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悔しさが「自分を成長させる一番の鍵」。2世代上の代表、J1キャンプ参加も経験したDF布施克真(日大藤沢)が日本高校選抜候補に合流し、攻守で明らかな違い

ゲキサカ / 2025年1月27日 22時30分

日本高校選抜DF布施克真(日大藤沢高/3年=横浜F・マリノスジュニアユース出身)は強度や切り替えの速さ、質で違いを見せた

[1.27 練習試合 日本高校選抜候補 5-7 東京国際大]

 1年前の日本高校選抜欧州遠征を経験し、高校生ながらU20アジアカップ予選でも活躍した才能の実力は伊達じゃない。前夜に日本高校選抜候補合流のDF布施克真(日大藤沢高/3年=横浜F・マリノスジュニアユース出身)が、明らかに違いを見せるようなパフォーマンス。左SB、ボランチとしてプレーすると、ボール奪取を連発したほか、余裕のあるビルドアップ、打開力も発揮した。

「この中で埋もれてっちゃいけないっていう気持ちが自分の中であるんで」と第一声。そして、「一番できて当然で、その上で大学生相手とか関係なく勝ち切るっていうところがもっと大事になってくると思うんで、最後失点したり、2-2っていうところで勝ち切れずに1本目終わったっていうことと、チームとして最後勝ち切れてないっていうことが課題だと思うんで、そこはしっかり詰めてやっていきたい」と自身により高いレベルのプレーと勝利を求めていた。

 2007年早生まれの布施は一昨年にU-17日本代表のU-17ワールドカップメンバーに選ばれ、昨年には2世代上のU-19日本代表入り。今年2月にU-20日本代表が参戦するU20アジアカップ(中国)メンバー選出も有力視されている。その布施は、日大藤沢などの協力もあって前日までJ1クラブのキャンプに一週間の練習参加。「一番良いタイミングでした。そこでめちゃくちゃ良い刺激をもらって。もう選手たちが全員、質も、強度も、全く違うレベルだったんで、そこでついていけなかったっていうのは凄い悔しくて」という経験をしてきた。

 この日は、その悔しさもぶつける形で躍動。「守備のところはもう大学生相手でもやれるっていうのは(昨年の高校選抜の経験からも)分かっているし、あそこで物怖じしててもほんとに自分のためにならないと思ってたんで、そこは全く遜色なくやれたのかなっていうところはあります。でも、やっぱり攻撃のところでもう一味加えられたらなっていう風には思ってたんで、もう少し得点に絡んだり、決定的なところを作っていきたい」。大学生相手にも全く負けない強度と切り替えの速さ、オン・オフの質。相手が優位な状況での競り合いでもFKを取るような狡猾さも見せつつ、PAへ強引に切れ込んでいくようなキレ、力強さも印象的だった。

 攻撃面に比べ、守備面の評価が上がり過ぎている感があることは確か。だからこそ、「『守備だけじゃないよ』、というのはずっとやってきたので、そこはしっかり出せたところもあるのかなっていうのは思います」。それでも、頭を使い、ゲーム全体を読む力はまだまだ必要だと自己分析。自信を持つ守備もJ1クラブに入ればスピードで縦に行かれることもあったというだけに、そのJ1レベルを基準に取り組んでいく考えだ。

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