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全国通算11得点。決め続けて日本高校選抜候補入り勝ち取ったFW加藤隆成(帝京大可児)が選考合宿でまず1点

ゲキサカ / 2025年1月27日 23時51分

日本高校選抜候補FW加藤隆成(帝京大可児高/3年=帝京大可児中出身)は東京国際大戦で初ゴール

[1.27 練習試合 日本高校選抜候補 5-7 東京国際大]

 今冬の選手権で2ゴールを加え、夏冬全国大会の通算得点は11。岐阜県1部リーグでの2年間で通算70ゴール、選手権岐阜県予選では2年連続21得点とゴールを決め続けてきたストライカーが、日本高校選抜候補の活動で初ゴールを決めた。

 FW加藤隆成(帝京大可児高/3年=帝京大可児中出身)は東京国際大戦(27日)の1本目12分、MF柚木創(流通経済大柏高/3年)の絶妙な右クロスを頭でねじ込み、同点ゴール。「柚木君がサイドで良いボールを上げてくれて、自分としても結構滞空時間の長いヘディングができた」と微笑んだ。

 個々の技術力やポジショニングの質で勝負する帝京大可児では、グラウンダーのクロスが入ってくることが多い。加藤自身もそれを合わせたり、裏抜けからの一撃を得点パターンとしているが、浮き球を決めるトレーニングの成果も発揮してのゴールだった。

 加藤はこの2年間、岐阜県内の公式戦、全国大会を含めて当たり前のようにゴールを決めてきた。左SHを務めた駒澤大戦(26日)では、中へのドリブルからスルーパスを通して先制アシスト。スピードを活かした縦突破を含めて左SHの適性も示していたが、選考合宿初日(25日)の紅白戦からゴールがなかった。

「ほんとに、点を決めないっていうのは高2から全然そんなことはなかったので、この2日間、結構苦しい思いもしていました。相手が大学生っていうところで、全然身体つきも違いますし、収める部分ではまだ全然課題はありますけど、何とか今回1点取れたので良かったかなと思います」。再び、ゴールで自分の価値を証明。今後の爆発も十分に期待できそうだ。

 帝京大可児は今冬の選手権で3回戦敗退。だが、優勝した前橋育英高(群馬)を大いに苦しめた。前半8分までに2点ビハインドも、自分たちの繋ぐスタイルを貫徹。加藤が起点となって生まれたゴールで1点差とすると、前半27分には加藤が右足で同点弾を決めた。

 前半33分にGKが一発退場するアクシデントも、最後まで10人で対抗。後半終了間際の失点で敗れたものの、「前橋育英の選手ともちょっと喋ってる中で、『11対11だったら多分負けてた』とは言われてたので」という戦いを見せた。また加藤にとっては、全国大会でプレミアリーグ勢のチームから初ゴール。「ほんとにいい経験になったかなと思います」と振り返る。

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