MF名和田我空の後継「14」は異質のテクニシャン。MF福島和毅は『神村の14番上手いな』『神村の14番止めれないな』と思われる選手へ

　新チームは鹿児島県新人戦で優勝。だが、福島は「去年がちょっと強かったんでそれと比べるとやっぱまだ全然って感じです。(去年は)自分でも『強い』って思ったくらい強かったんで、それを超えたいっていうのがあります」と口にする。

　日本一を目指した今冬の選手権は、鹿児島予選決勝で鹿児島城西高の堅守に苦しみ0-1で敗戦。連覇が7でストップした。選手権全国大会を見た感想は「色々な試合見たけど、正直、自分たちの方が強いなって思いながら見てました」。県決勝は自分たちの攻撃力を出しきれずに無得点で敗戦。だからこそ、どんな相手の守りも破ってゴールを決め、勝つチームにならなければならない。

　今年の目標について、福島は「まずプレミア(リーグ)、インターハイ、選手権(の優勝)で、プレミアで特に結果残し続けるっていうのが一番の目標です」。U-17日本高校選抜候補の活動で日本一軍団・前橋育英高(群馬)の選手たちから選手権の話を聞いた。1年後は自分たちが日本一に。2025年シーズン、福島はプレミアリーグなどで「14」に相応しい活躍を続け、1年後の選手権で一際輝く。
　
(取材・文　吉田太郎)　

●第103回全国高校サッカー選手権特集