[ゲキサカ×高校選抜候補]市立船橋GKギマラエス・ニコラス「日本、そして海外で活躍できるゴールキーパーになる」

GKギマラエス・ニコラス(市立船橋高3年=Wings U-15出身)

　2025年日本高校サッカー選抜が1月25日から28日まで、静岡県内で選考合宿を行った。第103回全国高校サッカー選手権の大会優秀選手を中心に選出された候補選手たちが、紅白戦や練習試合を実施。日本高校選抜メンバー入りを争った。日本高校選抜はこの後、「NEXT GENERATION MATCH」(2月8日、国立)、デンソーカップチャレンジ(2月26日開幕、静岡)に出場し、海外遠征を実施する予定。ゲキサカは選考合宿参加全選手にアンケート取材を実施した。

　GKギマラエス・ニコラス(市立船橋高3年=Wings U-15出身)は昨年のU-17日本高校選抜で正守護神を務めた実力派。昨年12月にはフィリピンA代表に初選出された。2年時に選手権3位に貢献したが、今年度の選手権は千葉県予選で敗退。それでも、日本高校選抜候補に選出され、選考合宿では持ち味の鋭いシュートセーブを見せていた。そのギマラエスが選手権の感想や選考合宿で感じたこと、2025年の目標などについてコメントした。

■着用スパイクとその理由
PHANTOM(ファントム、ナイキ)
「フィット感と軽いから」

■進路
順天堂大

■自分のモットー
「なるようになる」

―第103回高校サッカー選手権の感想を教えて下さい。個人として良かったこと、悪かったことは?
「千葉県予選の準決勝で日体大柏高に負けてしまい、2試合で終わってしまうという悔しい結果でしたが、個人的に良かったのは多くのピンチを自分のシュートストップで逃れ、チームに良い影響を少しでも与えられたことです」

―日本高校選抜候補に選ばれた感想、合宿の感想を教えて下さい。
「全国大会に出られなくて悔しい思いもある中、日本高校選抜候補として高校サッカーを少しでも長くプレーできて評価してもらえたため、(本メンバーに)選ばれるために全てを出し切りたいと思いました」

―誰にも負けたくない武器と、2024年に最も成長したところは?
「(武器)反応力を活かしたシュートストップ。(成長したところ)ビルドアップの判断力と精度」

―これまで対戦、またはチームメート(選抜・代表含む)で半端ないと思った選手は?
「FW伊丹俊元(市立船橋高)。フィジカルが強くてボールを送れば全て収めてくれて、シュートやヘディングも精度が高いと思ったため」

―これまでのサッカー人生で一番印象に残っている試合は?その理由は?
「(23年度の高校選手権2回戦)帝京長岡高戦。(PK戦の)決められたら終わりという場面でPKを止め、さらに次も止めてチームを勝ち進められたため」

―自分が影響を受けた選手、影響を受けた指導者は?
「(選手)GK栗栖汰志(柏U-18→藤枝)。キックの質がとても高く正確で、自分も同じくらいになってビルドアップが上手くなりたいと思わせてくれたため。(指導者)曽我光利GKコーチ(市立船橋高)。高校3年間でキーパーとして多くの知識を与えてくれ、曽我さんのおかげで上手くなれたと感じているため」

―2025年と将来の目標をそれぞれ教えて下さい。
「(25年)大学で多くの経験をし、新しい知識をもらい、プロになるための糧とする。(将来)日本、そして海外で活躍できるゴールキーパーになる」

(取材協力=日本高校選抜、高校サッカー年鑑)
●第103回全国高校サッカー選手権特集