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日本高校選抜候補MF黒沢佑晟が前橋育英の後輩たちの前で2G1A。国立開催のNGMで「決勝と同じように、良い結果を」

ゲキサカ / 2025年1月29日 20時34分

1本目21分、日本高校選抜候補MF黒沢佑晟(前橋育英高/3年)がこの試合2点目のゴール

[1.28 練習試合 日本高校選抜候補 4-0 U-17日本高校選抜候補]

 日本高校選抜候補が、高校1、2年生で構成されたU-17日本高校選抜候補に4-0で快勝。MF黒沢佑晟(前橋育英高/3年)は前橋育英の後輩4人と対峙した1本目に2ゴール1アシストの活躍を見せた。

 5分、日本高校選抜候補は右SB新垣陽盛(神村学園高/3年)の右クロスを大外のFW森田晃(帝京高/3年)が折り返す。すると、「これ、中でいればいい折り返しするかなって思ってたんですけど、予想通り来たんで、あとは当てるだけっていう感じでした」という黒沢が頭でゴールへ押し込み、先制点を挙げた。

 さらに7分、中央での攻防から黒沢が右オープンスペースへパス。これでMF柚木創(流通経済大柏高/3年)が抜け出し、右足シュートで2-0とした。2得点に絡んだ黒沢は21分にも左サイドからの斜めの動きで柚木のスルーパスを引き出す。

 黒沢のタイミング、コース取りともに絶妙なランニングと柚木の技術力が噛み合って生まれた決定機。これを右足でニアへ流し込み、2得点目を挙げた。「自分、1対1で落ち着いてない時が多かったんで、いつも以上に落ち着いてニアに流し込めて良かったです」(黒沢)。3日目までは無得点も最後に大活躍をして選考合宿を終えた。

 日本高校選抜の指揮を執る富居徹雄監督(旭川実高)は、「やっぱりグループワークできる能力って、こういうところに来ると必要になってくると思います」という。黒沢も「自分は持ち過ぎるとやっぱ取られちゃうんで、こつこつ1タッチとかではやりながらチャンスを狙って行こうって思っていました」。上手く味方と連係を取りながらチャンスを待った黒沢が、アピールに成功した。

 前橋育英の3年間で身長が14、15cm伸びた。2年時も先発出場していたが、この1年間でより得点に絡めるようになったほか、ボールロストが減り、求め続けられていた守備でも成長。山田耕介が「(この1年間で)一番成長した」と認めるMFは、日本高校選抜候補に選ばれるまでになった。

「(日本高校選抜は)目指してたところではあったんですけど、自分の中で行けると思ってなかったです。責任がやっぱある中で、恥じないプレーっていうか、(日本の高校サッカー部を)代表するっていうことで、しっかり1つ1つプレーを丁寧にやっていきたいなと思っています」

 日本高校選抜に選ばれれば、2月8日に国立競技場で開催される「NEXT GENERATION MATCH」(NGM、対U-18Jリーグ選抜)に出場する。富樫監督は「個が負けないで欲しいなっていうのが一番です」と語り、選手権決勝(国立)で同点アシストを記録している黒沢は「(選手権準決勝、決勝と国立で)2戦やってるって部分で少しは環境に慣れてると思うんで、やっぱ決勝と同じように、良い結果を出せるように頑張りたい」と力を込めた。国立競技場で再び輝き、チームに白星をもたらす。
 
(取材・文 吉田太郎) 

●第103回全国高校サッカー選手権特集

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