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チェイス・アンリが欧州CLで新年トップ初出場も…デンベレ3発に屈したシュツットガルトはCL敗退決定

ゲキサカ / 2025年1月30日 7時9分

シュツットガルトはリーグフェーズ敗退に終わった

[1.29 欧州CLリーグフェーズ第8節 シュツットガルト 1-4 パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は29日、リーグフェーズ最終第8節を一斉開催し、DFチェイス・アンリ所属のシュツットガルト(ドイツ)はパリSG(フランス)に1-4で敗れた。試合前はプレーオフ進出圏内ギリギリの24位につけていたが、この敗戦で26位に転落し、無念の敗退が決定。チェイスは0-4の後半26分から途中出場し、欧州CLで2025年トップチーム初出場を果たした。

 試合は前半6分、パリSGが早くも先手を取った。FWウスマン・デンベレの右CKに対し、ニアに立っていたMFデジレ・ドゥエがノールックでフリックすると、巧みに浮かせたボールがファーサイドに流れ、FWブラッドリー・バルコラが反応。最後は身体を投げ出してダイビングヘッドで押し込んだ。

 対するシュツットガルトも前半16分、カウンターからMFジェイミー・レーベリンクが左サイドを駆け上がると、ラストパスがペナルティエリア右のMFクリス・フューリッヒに通り、ビッグチャンス。だが、余裕を持って放ったシュートはGKジャンルイジ・ドンナルンマのスーパーセーブに阻まれた。

 すると直後の前半17分、これに対してパリSGが再びロングカウンター攻撃を開始。MFビティーニャの浮き球パスに左サイドを抜け出したバルコラのラストパスをデンベレが押し込むと、一度は副審がオフサイドの旗を上げたが、VARの介入によってオンサイドが確認され、早くも2-0となった。

 なおも止まらないパリSGは前半31分、DFリュカ・エルナンデスのスルーパスから左サイドを再びバルコラが抜け出すと、またも深い位置までえぐってラストパスをゴール前に送り込むが、フリーで走り込んだドゥエのシュートはGKファビアン・ブレドロウがラインギリギリでスーパーセーブ。余裕の決定機でのミスにルイス・エンリケ監督は不満そうな表情を浮かべていた。

 それでも前半35分、パリSGはMFジョアン・ネベスからのパスを受けたデンベレがペナルティエリア右から豪快な右足ミドルシュートを突き刺し、3点リードに。ここで勝てば決勝トーナメントプレーオフ進出が決まる中、ハーフタイム前にほぼ勝負を決めた。一方、シュツットガルトは得失点差でも厳しい状況となり、リーグフェーズ突破に黄信号が灯った。

 さらにパリSGは後半9分、高い位置でDFアクラフ・ハキミがタメを作ると、ラストパスからデンベレが右足ダイレクトで突き刺し、ハットトリックでリードを4点に広げる。厳しくなったシュツットガルトは選手交代を次々に行い、後半26分からはチェイスがCBの一角でピッチに立った。チェイスはウインターブレイク明けからセカンドチームでの活動が続いていたが、欧州CLで2025年初出場。欧州CLでは5試合目の出場となった。

 シュツットガルトはその後、チェイスのカバーリングでFWゴンサロ・ラモスの決定機を阻むと、同32分にようやく1点を返す。チェイスを起点としたビルドアップで左サイドを崩すと、DFマクシミリアン・ミッテルシュテットのクロスをMFクリス・フューリッヒがワンタッチで流し込んだ。

 だが、反撃はここまで。シュツットガルトは26位でリーグフェーズを終え、15年ぶりの欧州CLはここで敗退となった。
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