[ゲキサカ×高校選抜候補]阪南大高MF福本一太「来てみるとレベルが高く衝撃を受けた」

MF福本一太(阪南大高3年=アイリスFC住吉出身)

　2025年日本高校サッカー選抜が1月25日から28日まで、静岡県内で選考合宿を行った。第103回全国高校サッカー選手権の大会優秀選手を中心に選出された候補選手たちが、紅白戦や練習試合を実施。日本高校選抜メンバー入りを争った。日本高校選抜はこの後、「NEXT GENERATION MATCH」(2月8日、国立)、デンソーカップチャレンジ(2月26日開幕、静岡)に出場し、海外遠征を実施する予定。ゲキサカは選考合宿参加全選手にアンケート取材を実施した。

　MF福本一太(阪南大高3年=アイリスFC住吉出身)は2年連続プリンスリーグ関西1部で2桁得点をマーク。抜群のボール奪取力に加え、ゲームメイク力、決定力にも秀でた実力派のボランチだ。選考合宿では試合を重ねるごとに徐々に自分を表現してアピール。その福本が選手権の感想や選考合宿で感じたこと、2025年の目標などについてコメントした。

■着用スパイクとその理由
ULTRA(ウルトラ、プーマ)
「軽いから」

■進路
法政大

■自分のモットー
「敵はいつも自分」

―第103回高校サッカー選手権の感想を教えて下さい。個人として良かったこと、悪かったことは?
「選手権で自分が良かったところは何もなかった。悪かったところは1人で勝手に熱くなって焦り、プレーが雑になってミスを重ね、リズムを崩してしまった。攻撃のテンポを作れなかった」

―日本高校選抜候補に選ばれた感想、合宿の感想を教えて下さい。
「ずっと高校選抜を目指して頑張っていたから素直に嬉しかった。でも、来てみるとレベルが高く衝撃を受けた。この中でも自分の特徴を出して残りたいと思った。自分のレベルの低さを改めて感じた」

―誰にも負けたくない武器と、2024年に最も成長したところは?
「(武器)予測、読み、球際。(成長したところ)ピッチ外でも自分のことだけじゃなくて周りをしっかり見れるようになった」

―これまで対戦、またはチームメート(選抜・代表含む)で半端ないと思った選手は?
「MF大谷湊斗(昌平高)。この合宿で初めてプレーを見て、ドリブルやパスの質が頭一つ抜けていたから」

―これまでのサッカー人生で一番印象に残っている試合は?その理由は?
「第103回選手権の東福岡高戦。シュートを1本も打つことなく完封されて負けたから。情けない負けをしてしまった」

―自分が影響を受けた選手、影響を受けた指導者は?
「(選手)MF木村有磨}(履正社高→山口)。身近なプレーヤーがプロや代表に入って活躍しているのを見て負けたくないと思った。(指導者)平島崇。サッカーでプロを目指そうと思わせてくれたり、サッカー以外のところを色々と教えてくれた」

―2025年と将来の目標をそれぞれ教えて下さい。
「(25年)高校選抜に選ばれてドイツの大会で優勝する。(将来)プロサッカー選手になり、代表に入る」

(取材協力=日本高校選抜、高校サッカー年鑑)
●第103回全国高校サッカー選手権特集