久保建英を温存起用のソシエダがEL16強プレーオフへ!! 20歳長身FWが豪快ヘッド2発
ゲキサカ / 2025年1月31日 7時22分
[1.30 ELリーグフェーズ第8節 ソシエダ 2-0 PAOK]
UEFAヨーロッパリーグ(EL)は30日、リーグフェーズ最終節の第8節を一斉開催し、MF久保建英所属のソシエダ(スペイン)は勝ち点で並ぶPAOKテッサロニキ(ギリシャ)との直接対決を2-0で制した。20歳のFWオーリ・オスカールソンの2ゴールにより、リーグフェーズを13位で終えて決勝トーナメントプレーオフ出場権を獲得。久保は温存起用でベンチスタートとなり、後半28分から途中出場した。
公式戦3連敗中のソシエダは試合前時点で勝ち点10の18位となっており、すでに8位以内でベスト16ストレートインの可能性が消滅していたため、24位以内のプレーオフ圏内を確保すべく臨んだ最終節。イマノル・アルグアシル監督は久保、FWミケル・オヤルサバル、GKアレックス・レミロ、DFジョン・アランブルら絶対的主力選手を先発起用せず、ターンオーバー布陣を敷いた。
すると前半4分、ソシエダはさっそく大ピンチを作られた。左サイドで不用意なボールロストがあり、MFタイソンにスルーパスを背後に蹴られると、GKウナイ・マレーロがMFマディ・カマラと1対1に。それでもマレーロがカマラのシュートを右足でなんとか阻むと、跳ね返ってゴール方向に向かってボールも懸命な戻りでかき出し、代役出場でチームを救った。
ソシエダは前半7分、右サイドを攻め上がったDFアルバロ・オドリオソラがハイクロスを送り、FWアンデル・バレネチェアが胸で落とすと、MFマルティン・スビメンディのミドルシュートはGK正面。同20分には右に開いたMFブライス・メンデスのスルーパスにFWシェラルド・ベッカーが抜け、鋭いボールを折り返すも、これもGKに阻まれた。
ソシエダはその後もカウンターからチャンスを作られるが、DFナイフ・アゲルドとDFアリツ・エルストンドのCBコンビが耐え抜くと、前半43分に先制点を奪った。左サイドを突破したMFパブロ・マリンのクロスは右に流れたが、これを拾ったベッカーが巧みな駆け引きからクロスを送り、反応したのはオスカールソン。186cmの長身を活かしたヘディングシュートを叩き込んだ。
さらに前半アディショナルタイム1分、オスカールソンは相手のバックパスに勢いよくプレッシャーをかけると、GKドミニク・コタルスキからボールを奪い切り、トリッキーなヒールキックをGKに当ててゴールマウスに押し込む。だが、ここでVARが介入。ボール奪取の時点でゴールマウス外で一度ゴールラインを割っていたとして、ゴールは認められず、相手ゴールキックからの再開となった。
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