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先輩MF佐野海舟が目標のボールハンター、MF湯月哲大はよりデカく、強くなって米子北を「常勝軍団」に変える

ゲキサカ / 2025年1月31日 14時35分

米子北高(鳥取)のMF湯月哲大(2年=Jフィールド岡山出身)はボール奪取力、セカンド回収力が武器のボランチ

[1.28 練習試合 日本高校選抜候補 4-0 U-17日本高校選抜候補]

「目標は佐野海舟選手です。自分のプレーができなかったり、何か困ったりしたら、まず佐野海舟選手のプレーをずっと動画で見て、気持ちを切り替えてやっています。(佐野先輩は)球際とかも強いですし、予測だったり、向かって相手潰せますし、運べるし、何でもできます」

 MF湯月哲大(2年=Jフィールド岡山出身)にとって、米子北高(鳥取)の先輩MF佐野海舟(現マインツ)は大目標のボランチだ。FCヴィパルテU-15出身の佐野と同じく、湯月も岡山県の街クラブから鳥取県の強豪校へ進学し、下級生時から中心選手の一人になっている。

 2024年のプレミアリーグWESTではチームで2番目に多い1631分間出場。インターハイでは全5試合で先発出場し、うち4試合でフル出場した。3位に貢献し、大会優秀選手に選出。選手権は初戦敗退したものの、米子北の恩師・中村真吾監督が率いるU-17日本高校選抜選考合宿メンバーに選出された。

 中村監督からは、「『(選考を突破して)選ばれても、選ばれなくても、絶対成長できると思うから、自分の全部を出して、チームに持ち帰る』ってことは言われました」という。その湯月は得意とする守備でアピール。東京国際大との練習試合では4-1-4-1システムのアンカーに入り、鋭い寄せから相手に身体を強くぶつけて奪うことなど武器をしっかりと表現して見せた。

 だが、4-4-2システムのダブルボランチに入った日本高校選抜候補戦は、なかなかボールを取り切ることができなかった。緊張感の高い4日間によって足以外にも疲れが溜まっていたことが影響したのかもしれない。ただし、本人の意識をまた変えるきっかけになりそうだ。

「奪うってところだったり、大学生相手ではできたと思うんですけど、今日(28日)、U-18(日本高校選抜候補)とやって、やっぱり自分の未熟さを感じました。(相手の)布施克真選手とか、(ボールの置きどころなどが)凄く上手かったです。そういう人たち相手でも、やっぱり自分の潰すっていうところを発揮できないと、プロやその上はないと思うんで、そういうところをもっとやろうと思いました」。また、同世代のU-17日本高校選抜候補の各選手の上手さも刺激に。感じたことを「チームに持ち帰って、引っ張っていけたらなと思ってます」と力を込めた。

 2025年シーズン、チームとしての目標は「常勝軍団」になることだ。2024年度はインターハイで3位になったものの、プレミアリーグWESTは11位で降格し、選手権も初戦敗退に終わった。「そのシーズンを味わった分、今年はやっぱりいろんなモノを経験してると思うんで、『常勝軍団』になって、インターハイ、選手権の日本一やプレミア昇格が目標なんで、自分たち出ていたメンバーが引っ張って、強いチームにしていきたいと思います。(上手い選手もいるが)自分はそこで勝負するんじゃなくて、球際だったり潰す部分で差をつけたいと思うんで、こういうメンバーとまたインターハイや選手権で戦う時は、『コイツ、またデカくなって強くなってるな』みたいに思わせて、自分が上に行きたいと思っています」。地元に戻ってすぐに取り組みを開始。先輩MF佐野海舟を目指すボールハンターが、米子北を引っ張り、「常勝軍団」に変える。

(取材・文 吉田太郎) 

●第103回全国高校サッカー選手権特集

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