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夏冬の青森県予選などに繋がる1勝。八戸学院野辺地西が延長後半ラストプレーで追いつき、PK戦で東北初戦突破

ゲキサカ / 2025年2月1日 21時3分

八戸学院野辺地西高が粘り強く東北1勝

[2.1 東北高校新人大会1回戦 盛岡誠桜高 2-2(PK1-4)八戸学院野辺地西高 JヴィレッジP1]

 1日、第24回東北高等学校新人サッカー選手権大会1回戦が行われ、八戸学院野辺地西高(青森2)が2-2(PK4-1)で盛岡誠桜高(岩手1)に勝利。準々決勝(対学法石川高)へ進出した。

 八戸学院野辺地西は1-1で突入した延長戦の前半にミスから盛岡誠桜FW中村蒼(2年)にこの日2点目を決められ、リードを奪われた。だが、延長後半ラストプレーで同点に追いつく。

 10番MF阿部莞太(2年)のCKからCB山下海藍(2年)がヘディング弾。攻撃の要を担う阿部が、「新シーズン入ってから全員でまとまって走ってきたりしたので、その結果が最後ゴールに繋がったのかなって思います。(ミスした選手の分も)『みんなで戦おう』って言ってたんで、しっかり追いつけて良かったです」という執念の一撃でPK戦に持ち込んだ。
八戸学院野辺地西の10番MF阿部莞太
 すると、PK戦では交代出場のGK喜村孝太朗(2年)が盛岡誠桜1人目のシュートを右への跳躍でストップ。続く2人目も右手ワンハンドで弾き出した。一方、野辺地西はこれまでのPK練習の成果も出て、1人目の阿部からMF真船大駕(1年)、MF関下煌己(1年)と3連続で成功。最後は4人目のMF小川拡哉(1年)が決めて決着をつけた。
PK戦2人目、八戸学院野辺地西GK喜村孝太朗が1人目に続くビッグセーブ
 この日先発した2年生は阿部、山下とキャプテンマークを巻いた左SB藤田律(2年)の3人のみ。阿部は「2年生、(学年で16人と)人数も少ないんで、みんなで出たいんですけど出れないんで。(現在)青森にも残ってるみんなもいるんで、その人たちの分まで頑張ろうって思いでプレーしています」という。青森県で強大な壁に挑み続けているチームは、全員で“苦手”とされるPK戦を突破した。

 宿敵・青森山田高の青森県内で公式戦連勝は410を超えた。今年こそ止める、という思いを各選手が持っている。下級生時から青森山田との公式戦を経験している阿部は、「(青森山田に勝つためには)もっと質を上げないといけないと思うんで、練習の1本1本こだわるところとか。山田さんも『1本中の1本』って言っているんで、自分たちも1本にこだわって行ければと思います。(質の部分の差がまだまだあるので、)今年1年全員で戦って、その差を埋めていければ」。粘り強く勝ち取った白星は、今後へ向けて大きい。

 阿部は「この経験で凄い成長できたかなって思います。インターハイと選手権ともに全国出場して全国でも優勝を目標に頑張っていきたいと思います」と語り、三上晃監督も「(東北大会で)真剣勝負をまた1試合できるのは、この上ない経験になります」。悲願となっている夏冬の青森県予選優勝のため、またプリンスリーグ東北昇格のためにも、東北大会で1試合でも多く真剣勝負を経験し、青森に戻る。
勝利を喜ぶ八戸学院野辺地西の選手たち
(取材・文 吉田太郎) 

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