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元W杯主審・西村雄一氏の指導にユース審判員が大きな刺激「これが本当の世界基準なんだなと」高校選抜候補合宿に特別帯同

ゲキサカ / 2025年2月2日 14時30分

 もっとも西村氏も「素直な高校生たちに出会うことができました」と喜びを示し、「6人が6様にちゃんとレフェリーというものに向き合って、レフェリーを通したサッカーというものに向き合っていた。そして6人全員が選手を支えたいと思っていました。選手を支えることに興味を持って『極めていきたい』という思い(があること)は、日常においても人を支えることを当たり前のようにできる人たち、リスペクトの心を持った人たちだと思います。そういったところが全員から見られたのは嬉しかったですね」とユース審判員を称賛する。そして将来の人生が豊かになっていくことを期待した。

「僕自身も生まれながらにしてのレフェリーではなく、レフェリーに興味を持ってサッカーに関わることで人生の喜びに繋がったというところがあります。高校生でレフェリーに興味を持った子たちはここから5年後、10年後、15年後、始めたきっかけをもとにレフェリングを楽しんで、技能も担当するカテゴリーもどんどんふさわしいものになっていく。この自分が成長できるというところが、やっぱり一番レフェリーをやっていての醍醐味だと思います」

「そしてレフェリーという立場で、実は人として成長していく。そういうことがレフェリーをやっている中での意味のあることなのかなと。レフェリングが上手になっていくことはもちろん大切なことだけれども、人として素晴らしい大人になっていく。そういうふうに成長していけることが、サッカーに関わりながら学んで大切にすべきことだと思います」

 西村氏はJFA審判マネジャーのキャリアを歩み始める今後について、「ユース年代の方にも、そうではないずっと審判としてサッカーを支えている方にも、審判活動は素晴らしいことと誇りに思えるようなことを共有していきたい」と話す。今合宿の紅白戦で行ったような、非公式戦で主審と共にピッチに入ってリアルタイム指導を行うことにも意欲。「一緒にやってみて感じてもらえることがいっぱいあると思うので、そういったところで笛を吹くことが多くなっていくと思っています」と展望し、引き続き審判界や日本サッカー界を支えていく構えだ。

(取材・文 加藤直岐)
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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