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流れを変えた尚志MF阿部大翔。自信を持つ技術力に加え、改善してきた守備でも健闘

ゲキサカ / 2025年2月2日 21時48分

尚志高MF阿部大翔(2年=アトラエンセFC平塚出身)は後半に流れを変え、1アシスト

[2.2 東北高校新人大会準々決勝 青森山田高 1-4 尚志高 JヴィレッジP4]

 尚志高(福島)は後半に一挙4得点。特にボールに触れる機会の増えたMF阿部大翔(2年=アトラエンセFC平塚出身)が流れを変える一因になっていた。中学時代、徹底的に技術力を磨いてきたボランチは、セカンドボールを落ち着いて回収。前へボールを運び、正確なパスをさばいた。

 相手のロングボールとハイプレスに苦戦した前半から変化。阿部は「(コーチの)小室(雅弘)さんにも言われた通り。ヘディングの後のセカンドで思ったよりも相手が来ていないと前半終わった後に指摘されて、浮いたボールを自分で処理して前向くプレー選択に変えてそれが良かった。前半よりも前向けて、ゴール前にも入って行けていた」と振り返る。

 逆転後の後半24分には、自陣で相手のキックを身体に当ててインターセプト。そのままドリブルで攻め上がり、MF臼井蒼悟(2年)のゴールをアシストした。「あのシーンは絶対に中側に相手がボール蹴るなと思って、そこを読んでたまたま(身体に)当たってボールこぼれたので、運んで最後はシュート打つだけのボールを渡そうと思いました」。ビッグプレーで貴重な3点目を演出した。

 技術力の高い阿部は、守備能力の高いMF小曽納奏(2年)とダブルボランチを組む。「自分としてはやりやすい」。だが、小曽納に頼りすぎることなく、自身も献身的な守備。この日は青森山田のキーマン、10番MF小山田蓮(2年)をケアしていた。

「前から(小山田)名前を知っていて、(県選抜で)国体(国スポ予選)でもやったことがあった。凄く上手い選手だったので、全員で警戒しながらも人数掛けて取るとか、数的優位を作ることを意識していました。消せていたと思います」。苦手の守備でも成長を見せたMFは、「今年は守備とボールを持った時のプレーでチームの中心になっていきたい」。青森山田撃破に貢献したボランチが、チームの中心選手へ成長を遂げる。

(取材・文 吉田太郎) 

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