スタッド・ランスのリーグ戦未勝利は9試合に…ナントに敗れてホームで約4か月勝利なし

スタッド・ランスは敗戦

[2.2 リーグアン第20節 スタッド・ランス 1-2 ナント]

　スタッド・ランスは2日、リーグアン第20節のナント戦を1-2で落とした。ホームのリーグ戦では10月6日を最後に勝利がなく、またリーグ戦全体でも9試合未勝利となった。FW伊東純也とFW中村敬斗はフル出場し、DF関根大輝はホームで初のベンチ入りも出番はなかった。

　前半17分、ナントのカウンターでMFモーゼス・サイモンが抜け出すと、背後から追いかけてきたスタッド・ランスの新加入MFジョン・パトリックとペナルティエリア内で接触して転倒。主審はPKと判定し、パトリックに対して決定的な得点機会阻止によるレッドカードを提示した。ところがこの事象を巡ってオンフィールド・レビューが行われると、主審はノーファウルに判定を修正してレッドカードも取り消し。スタッド・ランスは大きなピンチと数的不利になる状況を免れた。

　スタッド・ランスは中村がボールを持ってチャンスを迎えるシーンや、伊東が蹴るセットプレーでDFジョセフ・オクムがヘディングシュートを放つ場面があったが得点には至らない。すると前半42分、ナントのFWマティス・アルビーヌに左サイドバックの背後を突かれて抜け出されると、そのままGKイェバン・ディウフとの1対1を制されて先制ゴールを許した。

　それでも前半45+1分、伊東の蹴ったCKを相手MFジャン・シャルル・カステレットが自陣ゴールに蹴り込むオウンゴールで同点に成功。同45+3分には伊東のクロスをFWアミン・サラマが落とし、中村が右足ダイレクトボレーで合わせて逆転を狙った。ただこれは枠を捉えられず、1-1で試合を折り返した。

　1-1のまま時間が進んでいくとスタッド・ランスは後半25分、ナントのアルビーヌに左サイドを突破されてゴール前まで持ち込まれ、折り返しをFWモスタファ・モハメドに決められて再び追いかける展開となった。

　スタッド・ランスは後半アディショナルタイム、伊東が蹴ったCKを前線に上がったGKディウフが頭で合わせるもGKにセーブされて劇的同点ゴールとはならず。さらにDFジョセフ・オクムが退場処分を受ける事態もあり、泥沼の状態で敗戦となった。
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