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[MOM5024]尚志MF若林衣武希(1年)_自分の感性を信じ、東北決勝で抜群の動き

ゲキサカ / 2025年2月4日 20時50分

尚志高MF若林衣武希(1年=シュートジュニアユースFC出身)は後半、スキルとイマジネーションを表現し、抜群の動き

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.3 東北高校新人大会決勝 学法石川高 0-3 尚志高 JヴィレッジP3]

 後半、果敢にゴールへ向かう中で抜群のスキルとイマジネーションを披露していた。尚志高(福島)MF若林衣武希(1年=シュートジュニアユースFC出身)はボランチで先発し、後半途中からトップ下でプレー。前半は浮き球パスなどでチャンスメイクした一方、相手がマンツーマンで対応してくる中でボールに触れる回数を増やすことができなかった。

 それでも、ボールを持った際には東北決勝で違いを示す。「トップ下になってから、ゴールに向かっていくプレーだったりっていうのは増えたかなと思います」という若林は、1タッチや浮き球、足裏も活用しながら相手の逆を突く形でマークを外し、ドリブル、スルーパス、シュートとピカ一の存在感。「あまり説明できない」という自分の感性を信じ、違いを生み出していた。

「この大会でコム(小室雅弘コーチ)さんに『あんま考えるな、感性でいい』って言われて、そこからちょっと吹っ切れてることができました。(準々決勝の青森)山田戦の前日にそれを言われて、そこからあんま難しく考えずに、自分の思った発想とかでやるようにしています」

 2年前に尚志の10番を背負った兄・MF若林来希(現新潟医療福祉大)は、ドリブル、走力も魅力のレフティだった。弟はU-16全国大会のミズノチャンピオンシップU-16(12月)で敢闘賞を受賞した後、「(兄は)努力家なんで。そこはほんと参考にしなきゃいけない。尊敬してますし、そこを取り入れながらって感じです」と語っていたが、今大会準々決勝で青森山田高からゴールを決めるなど早くもAチームで存在感を放ち始めている。

 梅津知巳コーチは「(後半はゴールを取りたいという気持ちがやや前に出すぎていたが、)サッカーに対する意識も高い。こっち(弟)はどっちかと言ったら天才肌なところもあるので、期待はしています」とコメント。本人はボールに触れる回数の増加、得点力強化に加え、体重増加、フィジカル強化をすることで、まずは先発に近づく意気込みだ。

 これまでは日本高校選抜や年代別日本代表に入ることを目指してプレーをしてきた。「(監督の)仲村(浩二)さんからも言われたんすけど、やっぱそこを目標にするんじゃなくて、『自分と向き合ってプレーしてたら勝手に入れる』って言われたんで、(先を見すぎるのではなく、)スタメン取るっていうことをまず目標に」。注目の1年生MFは、一つ一つ積み重ねることで評価を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎) 

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