1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

Jクラブ撃破の収穫と見出したU-20日本代表の課題…大関友翔(川崎F)「ビルドアップはもう一回整理しなければ」

ゲキサカ / 2025年2月4日 22時8分

MF大関友翔

[2.4 練習試合 U-20日本 3-1 長野 高円宮記念JFA夢フィールド]

 いまは実戦をこなし、課題を見出す時期だ。来週にU20アジアカップ開幕を控えるU-20日本代表は、AC長野パルセイロとの45分3本形式の練習試合で勝利したものの、1失点を喫した。MF大関友翔(川崎F)は「自分もミスに絡んで失点してしまった」と後悔をのぞかせた。

 序盤は効果的な攻撃を続けた。1本目15分の先制点は、大関のシュートがゴール右ポストに当たったこぼれ球をMF佐藤龍之介が押し込んだ。2本目も同様に、FW高岡伶颯(日章学園)のシュートで跳ね返ったボールをMF齋藤俊輔(水戸)が決めた。しかし試合が進むごとに自陣から前線にボールを運ぶ回数は減少。逆にボールを奪われ、2本目12分には自陣近くからのカウンターで失点を喫した。

 大関とMF小倉幸成(法政大)の2ボランチは、このチームの肝でもある。「小倉とやる回数も増えてきた。代表活動をたくさんやるなかで、コミュニケーションの部分ややりたいプレーもわかってきているのでやりやすい」(大関)。ただ、停滞からの脱却方法は見つからなかった。「もう少し自分たち主導で、もっと中心となってできたほうがよかったという反省はある」と振り返る。

「自分たちボランチがもうちょっとボールに触って攻撃を作れればよかった。特に2本目であまりシュートに行く形もなかった」

 勝利に安堵せず、一つひとつ新たな課題を見つけることを良しとする。昨年9月のU20アジア杯一次予選第3戦・キルギス戦では引いた相手を押し切れず、攻撃面の引き出しの数が焦点となった。大関は「相手が引いた状態でラストの精度のところで課題が残った」と分析していた。

 一方で、今回は「また違った課題」と語る。「今日はどちらかというと自陣のビルドアップのところで回避できずに相手陣地に行けない場面が多かった。相手がマンツーマン気味でハメてきたときの逃げ道や、FWの動きはもっと工夫しなきゃいけない」。1失点を自らのパスミスと自責しながら「ビルドアップのところはもう一回整理しなきゃいけない」と強調した。

 しかしあくまで練習試合であり、勝利を得られたことには大関も前向き。「監督がやりたいことだったり、ミーティングも重ねるなかでしっかりとフィードバックできる内容だった。やってて手応えを掴めるゲームだった。修正するところはしっかり修正して、よかったところは生かしてやっていきたい」。本番で力を出し切るためにも、いまはひたすら見つけた課題に取り組んでいくつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
●AFC U20アジアカップ2025特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください