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新戦力ニックら急造布陣を声で支えたU-20日本代表“GK最年長”中村圭佑(東京V)「自分が長くいるぶん引っ張っていかないといけない」

ゲキサカ / 2025年2月5日 6時30分

3本目のゲームキャプテンも務めたGK中村圭佑(東京V)

[2.4 練習試合 U-20日本 3-1 長野 高円宮記念JFA夢フィールド]

 AFC U20アジア杯の開幕を10日後に控える中、最後の公開試合として行われたJ3長野との45分×3本のトレーニングマッチ。3本目でゴールマウスを守ったGK中村圭佑(東京V)は無失点に加え、トレーニングパートナーらが入り混じる急造布陣を的確な声でまとめる働きが目立っていた。

 代表常連組の大半は1〜2本目に出場していたため、3本目のフィールドプレーヤーはこの世代2度目の飛び級招集となったMFニック・シュミット(ザンクトパウリU19)や、トレーニングパートナーのFW仲山獅恩(東京Vユース)ら4選手、臨時でチームに加わったDF石原未蘭ら流通経済大の3選手が中心。そうした中、中村はMF中川育(流通経済大)、DF桒原陸人(明治大)の常連組とともに彼ら経験の浅い選手を具体的な声で鼓舞していた。

「自分が後ろからオーガナイズすることがこのチームでは求められていると思うし、たとえばニックはこっちのグループ(U-20日本代表の世代)に入ってくるのが2回目で経験が浅いと思うので、自分が長くいるぶん、引っ張っていかないといけないと思っていた」(中村)。GKの中でも最年長にあたる中村。正GK争いは現状、2学年下の荒木琉偉(G大阪)がリードし、GK後藤亘(FC東京)ととともに追いかける形となっているが、年長者としての役割を全うしている。

 もちろん、GK争いにも「下の年代の子に負けるわけにはいかないのでいい刺激になっている」と真っ向から挑む姿勢は持ち続けている。「今後も自分がこの代を引っ張っていきたい気持ちはあるし、そうなっていかないといけない。いまチャレンジしているところをしっかり理解して促していかないといけないし、アジアを経験して得られるものもあると思うので、中心になってやっていけたら」。今回の活動期間を通じて、アピールを続けていく構えだ。

 そんな中村だが、昨年1月にはA代表のアジアカップにトレーニングパートナーとして帯同。この1年間はGK鈴木彩艶(パルマ)らGK陣が示していた基準を胸に刻み、取り組んできた自負がある。

 特にアジア杯で苦しい戦いを経験しながらも、いまやセリエAでの活躍が続く鈴木からは「自分もA代表を目指している身として追求していきたい」と刺激を受けている様子。「一緒に練習していても尊敬できる場面が非常に多かった。その基準は求めていきたいし、自分はそこまで細部にこだわれていないというのを感じたので、今は少しでも近づけるようにトレーニングできている。いつかそういった舞台に立てるようにと思っている」と同じ目線で努力を積み重ねていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
●AFC U20アジアカップ2025特集

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