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なでしこ新監督が明かした海外組19/23人の理由「今大会は連戦なので…」4月は選考方針変更も?

ゲキサカ / 2025年2月5日 19時25分

なでしこ新監督が明かした海外組19/23人の理由「今大会は連戦なので…」4月は選考方針変更も?

 なでしこジャパン(日本女子代表)のニルス・ニールセン監督が5日、今月下旬にアメリカ各地で行われる「2025 SheBelieves Cup」に臨むメンバーを発表した。MF籾木結花(レスター・シティ)が2021年夏の東京五輪以来3年半ぶりの復帰。招集メンバー23人のうち海外組が19人を占め、新指揮官は大舞台経験を持つ選手たちを多数抜擢する形となった。

 籾木のほかにもDF宝田沙織(レスター・シティ)とMF三浦成美(ワシントン・スピリット)が23年9月以来、MF林穂之香(エバートン)とMF宮澤ひなた(マンチェスター・U)が昨夏のパリ五輪以来の復帰。そうして海外組が19人を占めた背景には、WEリーグが現在ウインターブレイクに入っていることも影響したようだ。

 同日午後、オンラインで記者会見を行ったニールセン監督は「今回の代表選出に関してはシーズン中の選手を選んだ。短い間隔で3試合あるため、コンディションを維持していることと、(適応に時間のかからない)経験豊富な選手ということで選んだ」と選考基準を説明。今大会は20日にオーストラリア戦、23日にコロンビア戦、26日にアメリカ戦と中2日の連戦が続くため、現在シーズン中の欧州でプレーする選手を優先したという。

 一方、国内組は昨年10月に続く連続招集のGK平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)、GK大熊茜(INAC神戸レオネッサ)、DF石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)と、昨年夏のパリ五輪以来の復帰となるDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)の4選手にとどまった。

 もっとも指揮官は記者会見で、4月に大阪で行われるコロンビア戦では国内組の新戦力起用を示唆。「今大会は連戦なのでシーズン中の選手じゃないと難しい面があったが、4月はアメリカのリーグもWEリーグもシーズンが始まっているので、コンディションも良いと思うので、別の選手もリストに入る。若くて経験の少ない選手もシーズン中なら呼びやすい」と明らかにした。

 またニールセン監督は「100%プラン通りに行くことは少ないので、いま言えるのはそれくらい」と前置きをしながらも、「もしシービリーブスカップで3連勝したとしても、4月は若干のメンバー変更を考えている」と明言。国内組で臨む7月のEAFF E-1選手権も「それもよりいろんな選手を見る機会になる」と視野に入れつつ、「4月はレギュラーの選手と比較的若くて経験のない選手をミックスさせることが代表チームにとっても良いことだと考えている」と展望した。

 加えてニールセン監督は国内組に求める選手像として「選手たちには勇敢で、ピッチ上で全てを出し切ることを求めている。大きな大会で戦える準備ができている選手、リーダーシップを発揮できる選手、勝ちへの欲望を表現できる選手を求めている。またできないことではなくできること、強みをチームで表現できることを重視している」と話した。

 さらに世界トップ選手と日本人選手との違いについて「一番大きく違うのはスプリントの能力、持久力、特に試合終盤まで落ちることなく走り続けられることが大きな能力の違いだと思う」と指摘。「もちろん日本人選手がそこ(世界のトップレベル)でプレーできないことはないし、若くてもスキルがある選手がいるが、国際舞台ではスプリントと持久力は加えないといけない。そこは代表チームでも伝えていきたいと考えている」と向上を求めていた。

(取材・文 竹内達也)

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