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U20アジア杯出場でJ開幕出遅れもMF佐藤龍之介(岡山)「代表でアピールすることが繋がる」

ゲキサカ / 2025年2月6日 18時35分

MF佐藤龍之介

[2.4 練習試合 U-20日本 3-1 長野 高円宮記念JFA夢フィールド]

 無人のゴールに流し込んだだけのゴールだったかもしれないが、先制点に代わりはない。「ああいったポジションにいることが大事だと思う。1点は1点。そういった得点も増やしていきたい」。U-20日本代表はMF佐藤龍之介(岡山)の先制点を皮切りに3得点を決めて、J3・AC長野パルセイロとの練習試合(45分×3)に勝利。中国で開催されるU20アジア杯に向けた弾みをつけた。

「いまのポジションは攻撃的なトップ下だったり、シャドー的な位置をやっているので、より得点が求められているし、攻撃を作っていくことを求められている。コンビネーションへの手ごたえ?かなりみんな連動したプレーだったり、ワンタッチでつながっていくプレーも増えている。その質と回数を増やしていければ、本番にいい流れが持っていけると思っています」

 これまでも世代の10番を背負ってきた佐藤は、ロサンゼルス五輪世代でも中心選手になろうとしている。佐藤自身、「五輪を逆算することはないし、3年後なので先にA代表に行くくらいの目標を持っている」と鼻息を荒くするが、「オリンピックは出たい」と憧れがあることを隠そうとはしない。

 そのための過程を踏む大事な決断をした1年になる。中学からFC東京アカデミーで過ごした佐藤は、高校2年生の時にトップ昇格を掴んだ。しかし昨季のJ1出場はわずか3試合。先発した試合は天皇杯2回戦のヴィアティン三重戦のみにとどまった。「残る選択肢もあったけど、行かせてほしいとレンタル移籍を決めました」。出場機会を求めての決断であることを強調した。

「自分の成長、今後のキャリアとか、今年をどうしていきたいとか、去年の東京での過ごし方をみて決めました。自分は東京しか知らない。いろんな先輩に聞いても、人との出会いが自分を成長させてくれると言っていた。絶対にマイナスじゃないかなと思います」

 そして早速、新鮮さを感じているという。「サッカーの楽しさや本質を思い出させてくれた」。当然、FC東京以外のキャンプに参加するのは初めて。「練習もバチバチやっていたし、自分が仕掛けてゴールを取るという当たり前のことを思い出させてくれた」。J1初挑戦のクラブ史に携われることも「幸せ」だと笑みを浮かべる。

 開幕を前にチームを離れている現状に多少の不安はあるようだが、それも「自分がコントロールできない日程の部分に関して考えても仕方がない」と気持ちを切り替えている。「代表でアピールすることが(クラブでの活動に)繋がるのかなと思っています」。とにかく今は目の前の一戦一戦に集中する。

(取材・文 児玉幸洋)
●AFC U20アジアカップ2025特集

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