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U17アジア杯では最優秀GKも「自分でいいのかなと」。U-20日本代表GK後藤亘(FC東京)は「やり返したい」U20アジア杯へ

ゲキサカ / 2025年2月7日 17時20分

GK後藤亘

 ハイレベルなGKチームのなかで、守護神争いを続けている。U-20日本代表GK後藤亘(FC東京)は「みんな世代は違うけど、(中村)圭佑はアドバイスとかいい声掛けをしてくれて、(荒木)琉偉もプレーで魅せるし声もかける。けっこういいGKチームでできている」とここまでの国内合宿を振り返った。

 来週にAFC U20アジアカップ開幕を控えるU-20日本代表は4日にAC長野パルセイロと練習試合を実施。45分3本形式で合計3-1で勝利を収めた。後藤は2本目に出場。勢いよく戦えた1本目から、2本目は長野の強度も増したこともあり、後方でのビルドアップで苦戦。「チーム全体が後ろでつなぐつなぐみたいになって前にうまく運べなかった」(後藤)。自陣近くでの味方のボールロストからゴール前でシュートを打たれると、後藤は止め切れずに無念の失点を喫した。

 味方のボールロストだが、後藤はベクトルを自らに向けた。「もう少し前をうまく使ったり、ガンガン来るので背後を自分でも見られればよかった」。各選手バラバラのコンディションを揃える意味合いの強い練習試合。そのなかで後藤にとっても感じるところのある試合内容だったようだ。

 FC東京U-18から今季トップ昇格し、クラブでのキャンプを経て代表合流。FC東京のGKは4人ともにアカデミー出身という体制のなかで、後藤もレベルの高い時間を過ごした。「(野澤)大志(ブランドン)くんはA代表に呼ばれ、(波多野)豪くんもスタメンを張っていた。(小林)将天も身近でずっとやってきた仲」。各選手の良さに目を見張りながら「それでも自分が負けたくないところもある」と強調。「いいところをしっかり盗んでやっていければ」と新シーズンに向けて意気込んだ。

 Jリーグ開幕戦が行われているときは、中国で日の丸を着けている。U-20日本代表のGK陣は1歳ずつ違う面々。昨年1月にはA代表のアジアカップにも帯同したGK最年長中村圭佑、チーム全体の最年少ながら守護神争いで一歩リードする荒木琉偉。そのなかで後藤は自身の強みについて「ハイボールとシュートセーブが得意」と胸を張る。若き守護神たちは切磋琢磨しながら、さらなる成長を目指していく。

 U-17世代では後藤が正守護神としてU17アジア杯やW杯で出場した。U17アジア杯ではチームの優勝に貢献し、最優秀GK賞を受賞。しかし当の本人は「自分でいいのかなという感じだった。個人の出来としては全然だったので」と振り返る。「自分の苦手なところとかウィークがわかった」大会と表現。自身の手応えと最優秀GKという肩書がマッチしなかったからこそ、今大会に懸ける思いも強い。「それも含めて、やり返したい大会です。今回は」とやる気をみなぎらせていた。

(取材・文 石川祐介)
●AFC U20アジアカップ2025特集

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