1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

久保建英以来の出場となる“中学3年生”が国立の舞台で豪快なゴラッソ!トップチームのキャンプにも帯同した15歳、長南開史(柏U-18)が解き放つ確かな才能

ゲキサカ / 2025年2月8日 17時30分

 とりわけ印象に残ったのは、チームのディフェンスラインを束ねるベテランセンターバックだったという。「犬飼(智也)選手は後ろから声を出せますし、安定感も凄くあって、本当にこういう選手がプロでも長く続けられる選手なんだなと思いました」。J1の世界を生き抜いてきた猛者たちと過ごした時間が、長南の目指すべき視座を格段に上げてくれたことは想像に難くない。

 今回のJリーグ選抜合宿中には面白い一幕があった。練習の視察に訪れていた小林祐三・Jリーグフットボール本部企画戦略ダイレクターが、長南に「オレもレイソルでプレーしていたんだよ」と話しかけたところ、「え?プロサッカー選手だったんですか?」と返されたとのこと。2009年生まれの長南に対し、小林がレイソルに在籍していたのは2010年まで。「まあ、そうなりますよね」と笑う小林に対して、長南は「ちょっと知らなかったですね。今はもうさすがに覚えましたけど」と苦笑い。ただ、小林も「あの子は面白いと思います」と話しており、意外なところでレイソルの新旧サイドバックに新たな交流が生まれたようだ。

「プレミアでも上の年齢の人たちとやっていますし、今の時代は年齢は関係ないので、こういう中でも活躍できる選手になりたいなと思っています」と口にする長南は、試合前日に聞いた柿谷コーチの話に、小さくない感銘を受けたという。

「柿谷さんが『今の目標のもう1個上を行け』というふうに話していて、『確かにその通りだな』と。今はトップデビューという目標がありますけど、そこをステップにして海外に行けるぐらいの選手にならないといけないなと思ったので、良い影響を受けました」。

「自分としては“走る選手”になりたいなと思っていて、今の時代はハードワークとか走ることが大事になってきていて、走れない選手は上に上がれないと思うので、運動量ももっと上げて、アグレッシブに戦う選手になりたいです」。

 黄色いユニフォームを纏う太陽王に、あるいは日本サッカーそのものに、明るく射し込む希望の光。過度の期待は禁物だが、それでも大きな期待を寄せざるを得ない確かな才能が、長南開史には間違いなく秘められている。



(取材・文 土屋雅史)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください