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持ち味のスピードで可能性感じさせた広島の大卒ルーキー中村草太、背番号39に込められたクラブの期待「自分も超えないといけない」

ゲキサカ / 2025年2月8日 21時8分

FW中村草太

[2.8 富士フイルムスーパー杯 神戸 0-2 広島 国立]

 結果は出なかったが、爪痕は残せたのではないだろうか。サンフレッチェ広島に大卒ルーキーとして加わったFW中村草太は、後半31分から出場。持ち味のスピードで相手の背後を何度も仕掛けると、同41分にはFW加藤陸次樹のスルーパスからシュートに繋げた。

 取材エリアに現れた中村は、上唇を腫らせていた。出場してすぐにMF山内翔と競り合った際に、肘が顔面に入ってしまったのだという。ただそんなことよりも、本人はプロ選手として初めて立つ超満員の国立競技場でのプレーに感動が上回った様子。「ずっと目指してきた場所ですし、そういった舞台を経験できた嬉しさ、楽しみがいっぱいであまりプレーは覚えていない」と初々しく振り返っていた。

 ハイレベルな環境に身を置いたことを日々実感している。明治大では3年時と4年時に関東大学リーグの得点王とアシスト王をW受賞。単年受賞でも初の快挙だったが、2年連続受賞の金字塔を打ち立てて、プロの舞台にやってきた。クラブの期待も高く、与えられた背番号39は、22シーズンに大卒ルーキーでブレイク(J1・29試合9得点)した満田誠を意識したものだった。

「満田選手選手がつけていた番号で、ものすごくインパクトを残したシーズンだったし、超えてほしいという強化部の評価を頂いた。自分も超えないといけないと思っているので頑張りたい」。2桁ゴールを決めれば、数字上は超えられる。分かりやすい目標設定もしている。

 ただそんな鳴り物入りルーキーでも簡単に試合に出られるわけではない。戦術理解は日に日に深まっているようだが、プレシーズンを通して得点やアシストといった目に見える結果を残すことが出来なかったという。「もっともっとアピールしないと。数少ないチャンスをものにできるように日々の練習から取り組みたい」。昨年末に明治大で行った内定者会見で誓った開幕戦スタメン&ゴール。開幕まで1週間と迫った今も、この目標を諦めるつもりはもちろんない。

(取材・文 児玉幸洋)
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