3部クラブに苦しめられたマンC…先制許し、新戦力が負傷交代のアクシデントも逆転勝利でFA杯5回戦へ

マンチェスター・シティが苦しみながらも逆転勝利

[2.8 FA杯4回戦 レイトン・オリエント 1-2 マンチェスター・C]

　FA杯は8日、4回戦を各地で行い、マンチェスター・シティがレイトン・オリエント(3部)のホームに乗り込み、2-1の逆転勝利を収めて5回戦進出を決めた。

　マンチェスター・Cは今冬獲得したFWオマル・マームシュ(←フランクフルト)、MFニコ・ゴンザレス(←ポルト)、DFビトール・レイス(←パルメイラス)らがスターティングメンバーに名を連ねた。

　序盤からマンチェスター・Cがゴールに迫る場面を作り出すが、先制したのは3部のレイトン・オリエントだった。ハーフウェーライン付近でのボール奪取を成功させると、こぼれ球に反応したMFジェイミー・ドンリーが約40mの位置からロングシュート。左足から放たれたボールはクロスバーを叩くと、GKシュテファン・オルテガに当たってゴールマウスに吸い込まれ、オウンゴールでスコアを1-0とした。

　1点のビハインドを背負ったマンチェスター・Cは、22分にアクシデントが発生。負傷したN・ゴンザレスがプレー続行不可能と判断され、MFベルナルド・シウバがピッチへと送り込まれた。

　37分にはMFジャック・グリーリッシュのクロスからB・シウバが決定機を迎えるも、シュートはカバーに入った相手選手にクリアされる。さらに前半アディショナルタイムにはFWサビーニョのクロスに走り込んだマームシュが合わせたが、決定的なシュートはGKジョシュ・キーリーの好セーブに阻まれてしまった。

　1-0のまま後半を迎えると、マンチェスター・CはDFジョン・ストーンズとDFアブドゥコディル・フサノフを投入。すると11分、DFリコ・ルイスがPA外から果敢に狙うと、フサノフに当たってコースが変わったボールがネットを揺らし、フサノフの得点でマンチェスター・Cが試合を振り出しに戻した。

　追い付きながらもなかなか勝ち越せないマンチェスター・Cは27分にMFケビン・デ・ブライネとMFフィル・フォーデンをピッチへと送り込み、状況を打開しようと試みる。すると、34分、グリーリッシュのパスからPA内に侵入したデ・ブライネが巧みに右足で流し込み、マンチェスター・Cが2-1と逆転に成功する。

　その後、マンチェスター・Cに追加点こそ生まれなかったものの、レイトン・オリエンの反撃を許さずに逃げ切って2-1の勝利を収めた。
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