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[新人戦]中高の先輩DF中野兄弟が目標。桐生一の1年生CBゼイダム小田孟武が前橋育英相手に同点ヘッド

ゲキサカ / 2025年2月10日 12時11分

前半27分、桐生一高CBゼイダム小田孟武(1年=AZ'86東京青梅出身)が同点ゴールを喜ぶ

[2.9 群馬県高校新人大会決勝 前橋育英高 2-1 桐生一高 アースケア敷島サッカー・ラグビー場]

 昨年12月の関東トレセンキャンプU-16にも参加している大器が、選手権王者からゴールを決めた。0-1の前半27分、桐生一高(群馬)は右CKをニアサイドで繋ぐと、最後は大外で構えていた181mCBゼイダム小田孟武(1年=AZ'86東京青梅出身)が打点の高いヘッドでゴールへ押し込んだ。

 前橋育英高ゴールを破ったヘッドは一番の武器。「入学した時ぐらいはまだそんな自信なかったんですけど、(中村裕幸)監督とかからサッカーノートとかで『空中戦は負けんな』っていう(メッセージを受けた)ことで練習していきました」。その成果は守備でも発揮されていた。

 前橋育英の2トップはともにゼイダム小田よりも長身だったが、怯まず空中戦で競り勝ち、ボールを奪い取る強さも見せていた。また、味方のポジショニングの質が高いこともあって、ビルドアップでも健闘。ミスや守備対応の課題もあったが、攻守で印象的なプレーを見せた。

 中村監督も「スピードもあるし、モノはある」と認める注目株。ピッチ外の部分から少しずつ成長し、前橋育英相手に80分間力を示した。そして、群馬県高校新人大会で日本一チームから唯一のゴールも。ただし、本人は「(ゴールは)嬉しいですけど、勝ってないんで、悔しいです」と満足はしていなかった。

 ルーツは「お父さんがブラジルで、お母さんが日本」で、代表チーム選出を「目指しています」と言い切る。そのために「自分、まだ体力とか、まだビルドアップとか足元とか全然できてないんで、もっと自分でやったり、練習とかでもっとやらないといけない」と力を込めた。

 目標であり、憧れの存在は、AZ'86東京青梅、桐生一の先輩DF中野力瑠(現群馬)。その兄で、富士フイルムスーパー杯でも活躍していたDF中野就斗(現広島、AZ'86東京青梅、桐生一出身)についても「対人も強いし、攻撃も守備もできるんで、ああいう人とかにもなりたいと思っています」という。今シーズンはまず先発として勝利に貢献すること。課題に向き合いながら、武器のヘディングをより強化して年代別代表や目標とする先輩に近づく。
前半27分、桐生一の1年生CBゼイダム小田孟武が同点ヘッド
(取材・文 吉田太郎) 

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