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[新人戦]睦月に味わった選手権日本一の歓喜とU-17高校選抜落選の悔しさ。前橋育英DF久保遥夢はさらなるステップアップを期す2025年の先で「もう1回国立に戻りたい」

ゲキサカ / 2025年2月10日 18時49分


 2年生だった昨シーズンは、プレミアリーグでも前半戦からセンターバックの定位置を獲得。後半戦に入ると一時はポジションを明け渡しながら、秋口に入って再び出場機会を増やし、そのまま高校選手権でもDF鈴木陽(3年)とともに最終ラインの中央で守備陣を支え、全6試合にフル出場。チームの全国制覇に大きく貢献した。

「選手権は大きな経験だったと思っています。大会を通してプレー面も技術面も上がった部分があるんですけど、特にメンタリティの部分はあの舞台を経験することで強くなったかなと。リーダーシップもそうですし、選手権の時は声が通らないので、プレーで見せないといけないというところで、気持ちの見せ方も磨き上げられたかなと思います」。

 ただ、小さくない手応えを掴んで群馬へと帰ってきた直後には、悔しい知らせが待っていた。高校2年生と1年生を対象に、1月下旬から開催されたU-17日本高校サッカー選抜の選考合宿。前橋育英からはDF瀧口眞大(2年)、MF柴野快仁(2年)、MF竹ノ谷優駕(2年)、MF白井誠也(2年)、MF平林尊琉(2年)が招集されたものの、久保には声が掛からなかったのだ。

「選手権でもそこまで良いパフォーマンスが出せていなかったので、自分も呼ばれるとは思っていなかったんですけど、高校選抜のメンバーを聞いたら、スタメンで出ている2年生の中では自分だけが呼ばれていなかったので、その日はずっと自主練をするぐらいメッチャ悔しかったですね」。

 加えて小さくない刺激を受けた出来事が、もう1つあった。前橋育英の3年生の先輩たちも出場していた、新人大会決勝前日の『NEXT GENERATION MATCH』。U-18 Jリーグ選抜のキャプテンマークを巻いていたのは、プレミアリーグでもセットプレーでバチバチとマッチアップを繰り広げた、同い年のセンターバックだった。

「大川佑梧選手(鹿島ユース)が今回のJリーグ選抜でキャプテンをやっていたんですけど、中学校の時から自分は知っていて、プレミアリーグの後期で対戦した時にバチバチにやり合った選手が、ああいうところに出ている悔しさもあったので、次に戦う時には絶対に倒したいなと思っています」。

 1年間で積み重ねてきた地力には、以前と比べ物にならないほど自信も持っている。だからこそ、それを過信することなく、ベクトルを自分に向けて、さらなる成長を続けていくほかに、周囲の評価を高める方法はない。

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