長谷部監督新体制の川崎Fは初陣で快勝! ファーストゴールは新加入・伊藤達哉アシストから山田新! 浦項に4発完封でACLE決勝T進出確定

FW山田新が先制ゴール

[2.11 ACLEリーグステージ第7節 浦項 0-4 川崎F 浦項]

　AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)は11日にリーグステージ第7節を行った。川崎フロンターレは浦項スティーラーズ(韓国)に4-0で勝利。新シーズンからチームを率いる長谷部茂利監督にとっての公式戦初陣を白星で飾った。

　鬼木達前監督体制では6試合4勝2敗の4位まで進み、長谷部新監督に引き継いだ。勝てばリーグステージ突破が決まるなか、新体制の初陣は4-2-3-1の布陣を敷いた。GKは山口瑠伊、4バックは左からDF三浦颯太、DF丸山祐市、DF高井幸大、DF佐々木旭。2ボランチはMF山本悠樹とMF橘田健人。2列目は左からFWマルシーニョ、MF脇坂泰斗、新加入FW伊藤達哉。1トップにFW山田新が入った。

　前半の川崎Fは強度の高い守備で浦項の攻撃を防ぎつつも、シュートを放つことがなかなかできない。前半35分過ぎあたりから少しずつ攻勢を強めていくと、38分に先制した。

　佐々木が右サイドからカットインで入り込み、PA手前で山本、山田とつないで右サイドに展開する。伊藤が右足で柔らかくクロスを上げると、ゴール前の山田がドンピシャのヘディングシュートを叩き込み、新体制でのファーストゴールを決めた。

　追いかける浦項だが、前半43分にDFジョナサン・アスプロポタミティスが2度目の警告を受けて退場処分。1人少ない数的不利となり、シュート0本のまま前半を0-1で折り返した。ハーフタイムで浦項が2枚替えを行うと、川崎Fも橘田を下げてMF河原創を投入した。

　後半序盤は拮抗状態が続く。川崎Fは敵陣に近づくも追加点を奪えない。後半20分には浦項に波状攻撃を食らい、MFオベルダンにPA手前から右足ミドルを打たれるが、わずかにゴール枠を外れていった。

　後半26分、川崎Fは待望の追加点。右サイドで佐々木がボールを奪い、そのまま敵陣に向かう。鋭いパスをPA中央の山田が落とすと、走り込んだ脇坂が右足で叩き込み、ゴール左にチーム2点目を突き刺した。

　さらに後半30分には3点目。川崎Fは山本が左サイドからクロスを入れると、敵陣に入り込んだ河原がワンタッチ。ニアサイドに流し込み、3-0と点差を広げた。

　川崎Fは後半32分に2枚替え。脇坂と伊藤を下げ、MF山内日向汰とMFパトリッキ・ヴェロンが入る。36分には山田に代えてFWエリソンが出場した。41分にはマルシーニョが下がり、FW宮城天が投入した。

　後半44分、川崎Fはダメ押しの4点目。セットプレーの流れから左サイドの三浦が左足でクロスを上げる。PA右に流れたところを丸山が右足で折り返すと、ファーサイドのエリソンが強烈なヘディングシュート。地面に叩きつけるような弾道は相手GKも止め切れず、ゴールラインを割った。

　試合はそのまま終了し、川崎Fが4-0で勝利。リーグステージ1試合を残し、8位以上を確定させて決勝トーナメント進出を決めた。
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