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昨季は開幕直後の大怪我で目標のパリ五輪も消滅…「今年は勝負の年」広島DF山崎大地の復活劇に期待

ゲキサカ / 2025年2月12日 17時2分

賞金3000万円のボードを掲げる山崎大地

 シーズンの幕開けを告げる富士ゼロックススーパー杯を戦ったサンフレッチェ広島のベンチに、DF山崎大地の姿があった。

「びっくりですよ、メンバーに入ったの。コンディションを含めてまだかなと思っていたら、普通にメンバーに入っていたのでびっくりでした」

 昨年3月12日のことだった。同5日の練習中に負傷し、右膝前十字靭帯再建術および、内外側半月板縫合術を行ったことが、クラブよりリリースされた。明かされた全治は9~10か月。開幕直後にシーズンの終了が決定的となった。

 同時に目標としてきたパリ五輪出場も叶わないことが決まった。2001年1月8日生まれの山崎は、“世代の長男”として代表活動を続けてきた。「だいぶ来ましたね」。山崎も当時は相当落ち込んだという。

 それでも「そこは頑張って切り替えました。すぐには難しかったけど、今は切り替えて次に向けて頑張って行こうという感じです」。挫折を知るものだけが分かるものが必ずある、と信じて前を向く。

 全十字靭帯の手術は2度目だった。前回は高校1年生の時。前回と今回で両膝にメスを入れたことになった。「1回目ほど長く感じなかった。だいたいこんな感じかなと分かっていたので」。経験があったことは間違いなく大きかった。

 そして本格復帰を目指すシーズン。トルコでの一次キャンプまでは部分合流だったが、1月29日から宮崎県で行った2次キャンプで全体合流。練習試合の出場時間も、15分、30分と徐々に伸ばせているという。「感覚的なものは戻ってきている」。復調への手ごたえをみせる。

 しかし簡単に戻る場所がないことも分かっている。富士ゼロックス杯で得点したDF荒木隼人、それに経験豊富なDF佐々木翔、塩谷司と盤石となっている3バックに風穴を開けないといけない。「今年は勝負の年。ゼロックス杯でもCB陣がすごかったので、それを跳ね返すくらいの勢いでアピールしていきたいですね」。

 また大卒3年目加入の同期で昨年一気にブレークしたDF中野就斗の存在も、大いに刺激を与えてくれているという。「やるなとあと思いながら、悔しいなと思いながら悔しいなと思いながら、去年は上(スタンド)からみていた。でも人ばかり気にしていてもあれなので、自分なりに頑張りたいと思います」。大型CBの復活劇に注目だ。

(取材・文 児玉幸洋)
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