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4月にU17アジア杯控えるU-17日本代表。“タフな”パラグアイ遠征で貴重な経験と南米王者との力試し

ゲキサカ / 2025年2月12日 20時52分

 ただし、U-17ワールドカップの出場権獲得がゴールではなく、目標はアジア3連覇。廣山監督は「確実に突破して上を目指したいなと思っています。決勝まで行ってっていう経験をさせた上でワールドカップへ行きたい」と語り、注目度上昇中の中学生MF長南開史(柏U-15)も「(目標は)3連覇です。(U17アジアカップでは)強度とか落とさずに、自分のコンディションを上げれるような準備とかも大事になってくると思うので、試合以外の、ピッチ外のとこも大事にしていきたいと思ってます」と語った。

 2008年生まれ世代以降によって構成されたU-17日本代表は、選手層の厚さが強みの一つ。「全体的な厚みが毎年こう厚くなってる気はしますね。23人選んだら、ある程度誰でも出せるような、それは今のこのチームだけじゃなくて、日本の育成のところの層の厚さは上がってきているっていうのは示せるかなと思うんですけど」と廣山監督はいう。

 今回の招集選手だけでなく、招集外の選手にもアジア予選突破をかけた大一番や決勝戦で起用できるような中心選手候補が複数。良い意味での競争が続いている。中心選手の気概を持って活動している選手もいる一方、“飛び級”するような突き抜けたプレーヤー、またプレーで引っ張る力と自覚の両方を持っている存在が少ないことも現状だ。2018年大会中(当時はAFC U-16選手権)に立ち位置を変えたMF三戸舜介(現スパルタ・ロッテルダム)のような選手が、パラグアイ遠征やU17アジアカップ期間中に2人、3人と出現することも期待される。

「やっぱ目標が高いところにあるやつは、勝手に地に足をつけて、どの大会でもやっぱ『何かしてやろう』っていう状態になると思うから。(昨年のU17アジアカップ)予選、スペイン遠征ではそういう状態になってるやつは少ないですけど、本番(真剣勝負)の良さはあると思うから、(U17アジアカップ)大会まで、もしくは大会中にそういう選手が増えて欲しいですね」(廣山監督)

 そして、廣山監督は「U-17ワールドカップ終わったら(上の世代の代表チームに)ジャンプできるやつがいるような状態にしたい」。そのためにも、早朝の試合も組まれているという今回の“タフな”パラグアイ遠征を今後の飛躍へのきっかけにする。

(取材・文 吉田太郎) 

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