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中村草太プロ初弾に田中聡は移籍後初ゴール!! 広島が敵地で3点奪取、ACL2・8強入りへ大きな先勝

ゲキサカ / 2025年2月12日 23時4分

MF田中聡(写真はスーパー杯)

[2.12 ACL2決勝T1回戦第1戦 ナムディン 0-3 広島]

 サンフレッチェ広島は12日、敵地でAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)決勝トーナメント1回戦のナムディン(ベトナム)戦を行って3-0で勝利した。

 広島は8日のスーパーカップから先発を1人変更。AFC U20アジアカップに臨むMF中島洋太朗に代わってMF川辺駿が起用された。ピッチ上の4氏がすべて女性レフェリーとなった一戦は前半7分、DF塩谷司が相手FWブレネー・マルロスともつれて倒れた際に腹部を踏まれたが、VARからの介入はなし。塩谷は一時倒れ込むも、大きな問題はなかったようでプレーを続けた。

 ナムディンは前半27分、MFチャイナが左サイドを突破してペナルティエリア内のFWヘンドリオにパス。ヘンドリオはトラップから左足を振るも、大きく枠を逸れた。一方の広島は前半30分、塩谷のクロスを川辺がニアサイドでフリックし、ゴール前に流れたボールへMF東俊希が飛び込むもわずかに届かなかった。

 前半は0-0で試合が進み、広島はアディショナルタイムの連続CKからDF荒木隼人とFWジャーメイン良がゴールに迫るも得点には至らず。スコアレスで前半を終了した。

 ハーフタイム明けから東に代わって北海道コンサドーレ札幌から加入したMF菅大輝がピッチへ。後半19分には明治大から加入したFW中村草太がFWトルガイ・アルスランとの交代でACL2デビューを果たした。菅は後半21分、右サイドからのFKで高精度クロスを供給し、DF佐々木翔がフリーでヘディング。しかしGKチャン・グエン・マインの好セーブに遭った。さらに同23分、中村がペナルティエリア内でこぼれ球を拾ってターンから左足を振ると、ジャーメインへのパスになってジャーメインがシュート。これが相手に当たってこぼれた3次攻撃から最後は佐々木がシュートを打ったが、GKに阻まれた。

 それでも後半28分、ジャーメインがペナルティエリア内右にスルーパスを出すと中村が快足を飛ばして反応。角度のないところから右足を振り抜くと、ボールはファーサイドネットに突き刺さって先制点を奪った。中村は2023年度と24年度の関東大学リーグで得点王とアシスト王のダブル受賞を達成。昨季大卒ルーキーながらベストイレブンに選出されたDF濃野公人(鹿島)もJリーグの企画で「僕以上のポテンシャル」と紹介する注目アタッカーが異国の地でプロ初ゴールを決めてみせた。

 さらに後半43分、湘南ベルマーレから加わったMF田中聡が敵陣でパスカットするとドリブルでPA内に切り込み、左足を一閃。豪快な一発で移籍後初ゴールを奪った。なおも広島は同アディショナルタイム、ジャーメインのシュートからGKがこぼしたボールをMF越道草太が押し込んで3点差とした。

 試合はそのまま終わり、広島がホームの第2戦へ大きなリードを手にした。
●ACL22024-25特集

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