大きくなっても続くおねしょ…子供の自尊心を傷つける前に治療を
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年6月4日 9時26分
また、子供の膀胱の過活動は膀胱の機能の未発達が関係している。薬で膀胱の緊張を緩めて尿をためられるようにするうち、膀胱が発達し、夜間でも十分にためられるようになる。薬は複数あり、年齢や症状で使い分けたり併用したり。夜尿症の改善に合わせて減量し、最終的にゼロへ持っていく。
アラーム療法も効果がある。欧米では第1選択肢である、夜尿症のポピュラーな治療法だ。
「センサーをオムツやパンツにつけておき、漏れた瞬間にセンサーが感知しアラームが鳴る。それで目が覚めて漏れたと気付けば、それ以上漏らさないようにおしっこをこらえる。繰り返すうち、膀胱にためられる尿が増えていきます。夜間多尿や膀胱の過活動があっても、漏らした瞬間に覚醒できれば、それ以上漏らさなくて済む。アラーム療法で子供が目覚められない場合は、親が子供を起こし、トイレに行くよう促します」
治癒までの期間として、「治療後、半年までに80%の子供で症状軽快」「治療後2年で治癒した子供は75%以上」といった報告がある。焦らずじっくり取り組むことが必要だ。
なお、夜尿症は子供の性格や親の育て方などとは関係がない。叱って改善するものでもない。おねしょがなかった日はしっかりと褒めて、成功体験で自信をつけさせることが重要だ。
■どこを受診?
現在は小児科医の間で夜尿症の認知度は高い。まずは近所の小児科を受診。症状改善が見られなければ、日本夜尿症・尿失禁学会のHPの「会員一覧」の欄に記載されている医師に相談を。
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