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プロが教えるシャンプー術(1)男女差と選ぶための6項目

日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年6月15日 9時26分

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加齢に伴い皮脂量は変化する(C)日刊ゲンダイ

 紫式部が生きた平安時代、超ロングヘアの女性は米のとぎ汁ですすいで洗髪することが多かったようです。洗髪頻度は、年1回、月1回、月3回(沐浴)など諸説あるようですが、梅雨の時期から夏にかけては、湿気や暑さでかなり厄介だったと想像できます。仮に月に3回の洗髪だったとしても、今では考えられないほど洗髪頻度が少ないと思います。ただ、当時の食生活は今とは違うので、皮脂の分泌量が少なかったとする説などもあります。

 皮脂の分泌量は、当然ですが男女差があります。図の棒グラフのように、男女とも皮脂の分泌は30歳頃でピークに達します。その後、加齢により男性のみがほぼ一定の皮脂量を維持し、女性は低下していきます。女性の皮脂量は男性の約3分の2から半分くらいです。

 毛径(毛の太さ)は図の折れ線のように、男性は20歳くらいがピークで、加齢により徐々に細くなっていきます。このため、男性用シャンプーは頭皮洗浄が目的の製品が多く、女性用は髪を美しく見せることが目的の製品が多くなっています。

 これから梅雨が訪れ、続いて暑い夏がやってきます。高温多湿な気候は頭皮や髪にさまざまなトラブルを引き起こしがちなので、適切なシャンプー選びが重要になってきます。

 シャンプー選びは各人各様ですが、以下にシャンプー選びの一例を述べるとともに表にもまとめてみました。なお、この表は売り上げ順位、人気ランキング、マーケット調査をもとに筆者が独自に作成したものです。

①定番製品:誰が使っても過不足なく使用でき、人気の高い製品です。たとえば、「パンテーン エクストラダメージリペア シャンプー」、「LUX スーパーリッチシャイン ダメージリペア補修シャンプー」、「花王 メリット シャンプー」などです。

②髪質に合わせた選び方:くせ毛・うねり用、広がりを抑える、ダメージ用などがあります。こちらは「モイストダイアン パーフェクトビューティー エクストラストレート シャンプー(くせ毛・うねり用)」、「ディアボーテ オイルインシャンプー(広がりを抑える)」、「いち髪 なめらかスムースケア シャンプー(ダメージ用)」などです。

③使用感に合わせた選び方:しっとりタイプ、サラサラタイプ、さっぱりタイプなどがあります。こちらは「プレミアム ブラック シャンプー(さっぱり)」、「スプリナージュ シャンプー ジェントル モイスト(しっとり)」などです。

④匂いに合わせた選び方:フローラル系、シトラス系、ハーバル系、ミント系、フレグランス系などがあります。「LUCIDO 薬用スカルプ デオシャプー ハーバルシトラス」、「資生堂 ばら園 ローズシャンプー RX(ローズの香り)」「YOLU リラックスナイトリペア シャンプー(フルーティーの香り)」「アリミノ メン スカルプケア シャンプー(アロマティック・シトラスの香り)」などです。

⑤頭皮に合わせた選び方:普通頭皮、脂性頭皮、乾燥頭皮、敏感頭皮など。

⑥機能に合わせた選び方:べたつき、臭い、フケ・かゆみ、育毛系、ボリュームアップなど。

 女性は①~④の選択肢で製品を選ばれている方が多く、男性の場合は⑤と⑥で製品を選ばれている方が多いようです。(つづく)

(山内力 日本美容専門学校講師/元東洋大学非常勤講師)

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