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プロが教えるシャンプー術(4)適量とつけ方のポイント

日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年6月22日 9時26分

プロが教えるシャンプー術(4)適量とつけ方のポイント

手で泡立ててから髪につけるとダメージ軽減に

 シャンプーをする時は図のように適量を手にとり、手の平で薄く広げます。泡立ちにくいケースでは、軽く泡立たせながら髪と頭皮になじませていきます。ロングヘアの場合は、頭皮の何カ所かに分けてこすりこんでいきます。

 シャンプーの泡は汚れを落とすだけでなく、クッションになり髪同士の摩擦によるダメージ(キューティクルの剥離など)を低下させることができます。最近ではヘアカラーやブリーチをされている男性も多いので、髪の毛のダメージ、洗髪時のきしみ、絡まりが気になる場合は、入念に手で泡立てるか、ポンプフォーマーなどの利用が効果的です。

 洗うときは爪を立てないで指の腹で頭皮を洗うのがポイントになります。爪を立てて頭皮を洗うと頭皮を傷つけることがあります。このケースでは、かさぶたができることがあり、一度できてしまうと治るまでにかなりの時間を要することもあるので要注意です。

 頭皮と髪全体をシャンプーで泡立てて洗った後、すすぎます。この時に指を通しながら頭皮までていねいに洗い流します。特に耳の後ろから襟足は、すすぎが不十分になりやすいので、十分にすすいでください。シャンプー残りは痒みの原因になることもあります。

 水量は、通常のシャワーの水量で問題ありませ。ただ、強すぎると頭皮にダメージを与えることがあるため、心地よいと感じる程度に調整してください。すすぎ時間は、髪の長さによっても異なりますが、シャワーを用いる場合は2~3分がベストと言われています。頭皮トラブルを抱えている場合などは3分が理想だと思います。

 ちなみに全国の男性100名を対象としたアンケートによると、シャンプーにかけるトータル時間は、1分以内(7%)、1~3分(49%)、3~5分(29%)、5分以上(15%)となっており(https://hairlog.jp/special/article/13528)、美容院や理髪店におけるシャンプー時間と比べると短い人が多くなっています。

 すすぎが終わったら、必要に応じてリンス類(リンス、コンディショナー、トリートメント)を塗布します。ロングヘアのケースでは、まず傷んだ毛先に塗布してから全体に塗布します。トリートメントの場合は、4~5分放置すると成分が浸透しやすくなります。放置した後は良く洗い流します。

 タオルで濡れ髪をふく場合、最初からゴシゴシこすらずに優しくふき取るようにすると、健やかな髪が保持しやすくなります。毛髪は濡れている状態では表面のキューティクルがもろく、剥離しやすくなっているためです。類似した例では、ガラス瓶についた紙シールを取るときに、水にぬらすと紙がもろくなり、はがれやすくなるのに似ています。(つづく)

(山内力 日本美容専門学校講師/元東洋大学非常勤講師)

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