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熱中症救急搬送は高齢者が半数以上を占める…若年者よりリスク高【第一人者が教える 認知症のすべて】

日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年6月18日 9時26分

「明け方は涼しすぎるくらいなんて、とんでもない。暑すぎて、即行でクーラーをつけました」(女性)

 年々気温は上昇し、夏の猛暑日の日数も増加。30年前はクーラーなしでも問題なかったとしても、それは現代には通用しない。かつ、両親が年を取り、暑さに鈍くなっていることにも、意識がいっていませんでした。

 熱中症対策をなんとかしなければと考えた女性。「クーラーは不要」と言う両親に対し、年を取ると熱中症になりやすい理由を丁寧に繰り返し説明。両親ともLINEを活用していたので、両親・自分・弟・弟の子供(両親からすると孫)のグループLINEを作り、「水飲んでる?」「クーラーの設定温度は何度?」と頻繁に呼びかけるようにしたそうです。特に効き目があったのが、孫からの言葉だったとのこと。

 熱中症は、認知症の人ではよりリスクが高くなります。季節や時間帯をうまく認識できず、暑さ・寒さに応じた服装の調整が難しくなり、また水分補給の管理ができなかったり、暑いから室温を下げようという判断ができなかったりするためです。

 高齢のご家族がいる方、特に認知症のご家族がいる方は、夏を迎える前から熱中症対策を意識するようにしてください。

(新井平伊/順天堂大学医学部名誉教授)

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