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大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」【特別再掲 大谷翔平インタビュー】#5

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月5日 11時22分

「球団はないですね。日本人選手が行く球団は限られてましたし、選手が行く球団ばかり日本では取り上げられるのでそういう球団ばかり目に付きますけど、特に行きたい球団とかはないですね」

ーー入札制度は移籍金付きFAのようなもの。希望する球団に行けるわけで、ワールドチャンピオンになれる球団がいいとか、体のことを考えて暖かい場所がいいとか、そういうのはありますか。

「どうなんですかね。まぁ、行くと決めてからじゃないと……なかなかね、そこまで考えられないです」

ーー契約更改でメジャー挑戦を容認される以前に、球団とメジャー行きについて話をしたことはありますか。

「ないです、ないです。応援はしてくれていますけど、もちろん」

ーー応援というのは?

「入団した経緯も、僕が行きたいという気持ちも、球団は分かってくれていますし、できる限り応援はしてもらっているのかなと常日頃から感じていたので」

ーー米メディアは早くも「年俸30億円の200億円契約」などと騒いでいますけど、自分にそれだけの価値はあると思いますか?

「ないでしょうね。あるでしょうねという人はいないと思いますけど。まだ、1球も向こうで投げてないし、打ってるわけでもないし、向こうで一回も成績を出しているわけでもないので。活躍できるかどうかを、だれが分かるのか? という話でしょうし。それは日本のレベルがどうとか、向こうのレベルがどうとかというわけでもない。こっちに来る外国人でも成功する人がいれば失敗する人もいて、それが向こうの成績と比例するものでもありませんから」

ーーある程度、自信がある人が海を渡ると思いますけど、大谷選手はどうでしょう? そういった自信が芽生えたときに挑戦したいと思いますか?

「もちろん、やれると思ってみんな行くんじゃないかとは思います。ただ、僕がプロに入ってきたときもそうですけどね、一種の憧れみたいなものもあると思う。やるからには高いレベルでやってみたいなとか、やるからには自分が一番目指してきたところでやってみたいなと。そう思うから行くんじゃないですかね」

  ◇  ◇  ◇

 大谷がこのインタビューで語った「投打の理想」、避けられないと悟った「永遠の課題」とはいったいどのようなものなのか。

●関連記事【もっと読む=特別再掲 大谷翔平インタビュー⑥】…も要チェックだ。

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