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「366日」は広瀬アリス&眞栄田郷敦でも見たいやつじゃない…フジ月9制作陣“恋愛ドラマ観”のズレを指摘

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月12日 9時26分

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初回の中盤まではよかったのに…(C)日刊ゲンダイ

「女性の支持率が非常に高い広瀬アリスさんと眞栄田郷敦さんを投入しても結果はパッとせず。伝統の“フジテレビ月9”も《もはやこれまでか》なんて落胆の声も聞こえてきます」(スポーツ紙芸能担当デスク)

 8日にスタートした広瀬のゴールデン帯&月9初主演ドラマ「366日」の初回視聴率は世帯7.2%、個人4.1%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。前作の永野芽郁(24)主演「君が心をくれたから」の初回とトントンだった。

「TVerのお気に入り登録数も11日現在で50万人超えとジワジワ伸ばしていますけど、石原さとみさん主演の恋愛ドラマ『Destiny』(テレビ朝日)には一歩リードされている。広瀬&眞栄田という、特に女性視聴者に訴求力の高い2人のキャスティングに問題はない。広瀬さんも予定より早起きして現場入りするなど初主演に相当気合が入っていると聞きます。となると、イマイチ人気が広がっていかないのは他に原因があるとしか思えません」(前出のスポーツ紙芸能担当デスク)

■王道と言えば聞こえはいいが…

 ドラマの公式サイトによると《HYの名曲『366日』の世界観に着想を得たオリジナルストーリー》で、《高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動きだした男女が、予期せぬ悲劇に直面しながらも、愛する人を想(おも)い続ける壮大な愛の物語》だ。

「じれったくて、歯がゆい若い男女が悲劇を乗り越えていって……王道と言えば聞こえはいいですが、手垢がついたお話とも言えます。見ていて目新しさは感じられませんでした。月9の黄金期を知っている中高年の中には《ベタでいいんだ》という視聴者もいるでしょうが、それでは新たなファンは獲得できない。フジ月9の恋愛ドラマはすでにオワコン的な論調もありますけど、いつの時代にも、時代、時代に合った恋愛ドラマのニーズはある。フジ月9制作サイドの“恋愛ドラマ観”が世間とズレているだけじゃないんですかね」(芸能プロダクション幹部)

 ドラマのレビューサイトを見ると、もちろん《今時珍しい純粋ロマンス》と一定の評価をする書き込みもあるのだが、《主人公がネガティブすぎるのが昔の自分を見ているようでしんどい》《366日はとても良い曲ですよね。でもドラマ自体は、またその流れか...前作で見たからもう要らないよ...という感じです》《1話ラストでもう既に重たさがずっしりきた》などなど低評価で厳しめの意見も少なくない。

「《(2023年7月期の)真夏のシンデレラ辺りから月9枠がおかしな事になってる》といった書き込みもあって、やはりフジ月9が、メーンターゲットである20~40代の女性視聴者のニーズを捉え切れていないことをうかがわせます。『366日』は春ドラマなのに、『君が心をくれたから』と2連続で重めの話というのも芸がない。フジ月9の戦略が“オワコン”なのであって、この伝統枠にも恋愛ドラマ自体にも、まだまだ可能性があると思いますね」(テレビ誌ライター)

 巻き返しに期待したい。

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