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“棒読み癖”上川外相は「選挙の顔」になれるのか ポスト岸田へ地元・静岡県知事選で問われる真価

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月13日 10時58分

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静岡市で有権者と握手する上川陽子外相(中央)=11日(C)共同通信社

 また、政権への打撃となるのか──。岸田官邸が恐々としている静岡県知事選(26日投開票)。全敗した3つの衆院補選(4月28日投開票)につづき、この知事選でも大敗したら、自民党内から「やっぱり岸田首相では選挙を戦えない」の声が噴出するのは間違いない。

 選挙戦は、事実上、自民党が推薦した大村慎一元副知事と、立憲と国民が推薦した鈴木康友前浜松市長との争いとなっている。

「告示された9日時点では、野党が担いだ鈴木康友さんが数ポイントリードしていました。やはり自民党への逆風が強いうえ、浜松市長だった鈴木さんは国会議員をやっていたこともあり、一定の知名度があります」(地元関係者)

 静岡県知事選では、岸田首相だけでなく、「ポスト岸田」に浮上している上川陽子外相も真価を問われている。地元・衆院静岡1区選出だからだ。逆風をはねのけて自民候補を勝たせたら「選挙の顔」として評価がアップするのは確実。

 さっそく、11日(土)、選挙応援のために地元入りし、静岡市内2カ所で街頭演説している。

「上川さんが2カ所で行った街頭演説には、大勢の人が集まり、拍手で迎えられていました。ただ、2カ所ともJA(農協)の駐車場でした。人通りが多い場所じゃないから、恐らく動員でしょう。あれでは、上川さんに“集客力”があるのか分からない。なぜ、繁華街でやらなかったのか。人通りが多い場所じゃないと、集票も期待できないでしょう。しかも、12日は街頭に立たなかった」(県政関係者)

 上川事務所によると、11日は日程調整がついたが、この先の日程は決まっていないという。

 自民党内では、はたして上川外相が「選挙の顔」になるのか不安視する声があるという。

「4.28補選の1つだった島根1区補選の応援のために、上川外相は島根入りしています。島根県連の依頼を受けて松江市で講演している。しかし、候補者について、ホームページに書かれている程度しか触れず、あまり盛り上がらなかったといいます。上川外相は、国会答弁も官僚が書いたメモを棒読みすることが多い。応援弁士としての力量を疑問視する自民党議員がいるのは確かです」(自民党事情通)

「ポスト岸田」候補の上川外相は、どこまで地元の知事選で「集票力」をみせつけるのか。

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