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中国電力×四国電力 瀬戸内側に発電所を構える電力会社の社員待遇を比較【ライバル企業の生涯給与】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月22日 9時26分

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「中国電力」と「四国電力」/(C)日刊ゲンダイ

【ライバル企業の生涯給与】

 電気料金は再び上昇カーブを描きそうです。政府が実施している電気・ガスの補助金制度が5月使用分で終了。標準的な家庭で年間に3万円を超す負担増になるとの試算も出ています。

 ただでさえ円安による物価高で生活は苦しくなるばかり。そこに電気代アップが追い打ちをかけます。なんとかならないものでしょうか。

 今回は中国・四国地方を中心に電力を供給する「中国電力」と「四国電力」の社員待遇を比較してみます。

 中国電力は広島市に本社を置きます。水力・火力・原子力・太陽光と発電設備を備え、石炭火力が約5割。発電所は瀬戸内側に多くあります。島根原子力発電所の2号機は12月の再稼働を予定。山口県の公営企業からスタートした関係で、現在も山口県が大株主に名を連ねます。

 四国電力の本社は高松市。発電所(火力・原子力・再生可能エネルギー)は瀬戸内側が中心です。愛媛県にある伊方発電所(原子力)は東日本大震災以前は電力供給の約4割を担っていましたが、いまは3号機のみの稼働です。

 業績はどうでしょうか。2024年3月期(連結)で比較してみます。売上高は中国電力が1兆6288億円、四国電力が7874億円。営業利益は2068億円と785億円、純利益は1335億円と605億円です。

 有価証券報告書(23年3月期)によると、社員の平均年収は中国電力が809万円、四国電力が760万1000円。役員報酬は1人あたり平均で2430万円と2190万円となっています。

 年代別の推定年収は、30歳時は中国電力が578万円、四国電力が558万円。40歳時は771万円と744万円、50歳時は941万円、909万円です。

 生涯給与はこうなります。

▽中国電力…2億9000万円
▽四国電力…2億7200万円

 両社の社員がこの収入に応じた平均的な支出を続けた場合、65歳時の推定資産(貯蓄可能額)は中国電力4794万円、四国電力4510万円です。85歳時は1855万円と1872万円。どちらも安定した老後が待っていそうです。

(データ提供「Milize」=https://milize.co.jp)

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