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2敗キープで5月場所単独トップ 湘南乃海が捨てた「四つ相撲」へのこだわり 

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月23日 10時40分

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湘南乃海(左)/(C)共同通信社

 素質を考えれば、幕内下位でウロウロしていい力士ではない。

 22日、前頭10枚目の湘南乃海(26)が同16枚目の宝富士との2敗対決に勝利。結びの一番で、同じく2敗をキープしていた大の里が豊昇龍に敗れ、湘南乃海が一躍、単独トップに立った。

 194センチ、190センチ。幕内でもひときわ大きな体格を誇りながら、最高位は前頭5枚目。昨年7月場所が新入幕という新鋭とはいえ、上位の壁にはね返されてきたが、若手親方は「今場所の相撲が今までで一番いい」と、こう続ける。

「以前は『まわしを取らなきゃ勝てない』と思い込んでいたのか、四つ相撲にこだわりすぎていた。それが今場所は形にこだわらず、ひたすら前に攻め続けている。ベースは左四つだが、突き押しも得意で、右四つもいける。対戦相手にすれば、幕内随一の巨漢が状況に応じてあの手この手を駆使しながら、休まずにガンガン前に出てくるのだから、たまったものじゃありませんよ」

 中学時代までは「エースで4番」の野球少年。当時から俊敏だったと評判で、6日目には錦富士を土俵際、素早く足を払って寄り切った。

 12日目は関脇の阿炎戦。今後は上位陣との対戦が中心となる。一味違う相撲で、賜杯を掴めるか。

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