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「小泉同窓会」誘い蹴った上川陽子外相の政治センス “次の首相”候補は永田町の作法に疎い?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月25日 9時26分

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上川陽子外相は「次の首相」の常連化/(C)日刊ゲンダイ

 岸田政権が必勝を期す静岡県知事選(26日投開票)をめぐる「うまずして発言」で炎上、足を引っ張る上川外相(71=衆院静岡1区)が永田町でも眉をひそめられている。

 小泉政権で要職を務めたメンバーが定期的に集う「同窓会」の誘いを固辞。自民党の長老たちを袖にしたというのだ。女性国会議員の中で最も「総理のイス」に近いとされるが、永田町の作法には疎いらしい。

 くだんの同窓会は今月14日に都内で開かれた。集ったのは小泉純一郎元首相(82)、自民党の武部勤元幹事長(83)、山崎拓元副総裁(87)らだ。

「みなとっくに政界を引退しているので、現役の政治家を招くのがお約束。小泉元総理を除けばメンバー最年少の武部氏が事務局のような役回りをしていて、上川さんに声をかけたそうです。小泉政権時代は大臣未経験だった上川さんは有資格者ではありませんが、世論調査の『次の首相』で常連の旬の女性。〈一回メシでも〉ということだったようですが、上川さんの返事はノー。生臭いOBを煙たがったのか、イジられるのが嫌だったのか」(与党関係者)

■趣味は神輿担ぎ

 その日の上川氏は在京で、夜まで公務が詰まっていたわけではなさそうだ。法相時代は西日本豪雨の最中、オウム真理教幹部の死刑執行前夜にもかかわらず、「赤坂自民亭」の“女将”をやって酒をあおっていた。飲酒を伴う会食が苦手なタイプでもあるまい。

「上川さんは機微に弱いというのか、あうんの呼吸が通じない人。若手時代は公認調整で揉めて離党に追い込まれた上、前回の静岡県知事選でも候補者擁立の根回しができず、禍根を残した。法相にしろ外相にしろ、厳しい質問は〈個別案件については答弁を差し控える〉で逃げるし、党務経験も中途半端で矢面に立ったことがない」(地元関係者)

 上川氏が蹴っ飛ばした同窓会には、小泉政権で防衛庁長官を務めた石破茂元幹事長が参加。待ち構える報道陣に対し、山崎拓氏が「総選挙がなければ総裁選にたくさんの候補者が出て、石破氏も立つと思う」と支持をにおわせたことから、石破氏の動向にますます注目が集まる。

「永田町で同窓会を知らない人間はいないし、影響力も大きい。馳せ参じた石破氏をもり立て、総裁選再出馬に向けて背中を押した。ムゲに扱った上川さんは政治的センスを欠いています」(前出の与党関係者)

 ちなみに、上川の数ある趣味のひとつが「神輿担ぎ」。なるほど、担ぐ方が向いている。

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