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あのちゃんに親世代から《ほっとけない》と強い支持 声優、俳優、歌手と底知れぬポテンシャル

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月30日 9時26分

あのちゃんに親世代から《ほっとけない》と強い支持 声優、俳優、歌手と底知れぬポテンシャル

カテゴライズできないよ(C)日刊ゲンダイ

 アーティストでタレント・あのの快進撃が止まらない。5月24日、都内で行われたアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」の初日舞台あいさつに歌手の幾田りら(23)らと出席したあの。CM、テレビやラジオだけでなく、前述したアニメ映画では声優に挑戦し、今年冬にAmazon Prime Videoで実写映画化される人気漫画「【推しの子】」の出演が決定しているなど、多方面での活躍ぶりを見せている。

 当初、一人称は「ぼく」という不思議ちゃんで、常識はずれな飛び道具的ポジションのタレントという印象を抱いていた視聴者も多かったようだが、今では《私は彼女の親世代だけど、ほっとけない感じがして可愛いって思います》《凄く賢くて素直な子なんやろうなぁと。テレビでお見かけするといつも応援しています》と親世代からも、あのを支持する声が上がっている。

■実は身体能力も高いポテンシャルの高さ

「一見ぶっ飛んでいるように見えて、冷静に自分や周りを分析していることが伺える発言や、求められたことに応じられる頭の良さがベースにあり、たとえばセクハラと炎上してしまいそうな場面でも、面白く切り返すなど危機回避能力も高いなど"実はまとも"な印象です。またダンスや身体能力も高く、ファッションセンスにも定評がある。バラエティ的にもどんな企画をやらせても成立させてしまうポテンシャルの高さに対する安心感もありながら、『何が飛び出すのか?』という程よい緊張感と期待感は持って、視聴者はあのちゃんを見ることができているのだと思います」(バラエティ番組制作関係者)

 あのは「ano」名義で22年11月にリリースした「ちゅ、多様性。」がヒットし、昨年末のNHK紅白歌合戦に初出場した。

「歌唱力自体は決して高くありませんが、本人もそれを理解した上で、『ハート系アーティスト』と自称しています。うまく歌うことよりも、自分をありのまま表現することを大切にしているようで、《レコード大賞で、上手じゃないのに臆することなく堂々と生歌で歌っているのを観た時になぜか感動して、敬服して、そこから興味を持つようになった》という声もあり、不器用ながらも自分を表現しようとする姿勢に感銘を受ける人も多いのではないでしょうか」(音楽事務所関係者)

 底知れないポテンシャルの高さと、多様な切り口を持った独特な世界観を構築しているあのだが、学生時代はいじめによって不登校になり、ひきこもり生活を経験していた時期もあったという。

「芸能人として成功したことで生きづらさを克服したということではなく、生きづらさを感じながらも自分のスタイルを貫くという、不器用でも自分の望む姿で生きようとする人間らしさが、随所随所で感じられるため、幅広い世代に受け入れられているのだと思います。自身のYouTubeチャンネルですっぴん動画を公開し、話題となりましたが、《繊細そうに見えるけど、意外と自己肯定感は高い》と見る向きもあり、そういった芯の強さに憧れを抱く若い世代もいるようです」(芸能ライター)

 カテゴライズできない「あのちゃん」という独自のジャンルを体現することで、自らの生きづらさを昇華しているあの。その姿が人々の心の琴線に触れているのかも知れない。

(SALLiA/歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター)

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