1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

大谷は本当に2026年WBCに出場できるのか…MLB選手は複雑事情でドタキャンなんて当たり前

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月31日 8時37分

大谷は本当に2026年WBCに出場できるのか…MLB選手は複雑事情でドタキャンなんて当たり前

大谷翔平(C)共同通信社

 大谷翔平(29=ドジャース)が、2026年WBCの出場に意欲的だ。

 次回大会について聞かれ、

「『出たい』で、出られるところではないと思うので、選んでもらえるように、トップ層に居続けることが大事かなと思います」と答えたのだ。

 問題はドジャースがプロスポーツ史上最高額となる10年総額1000億円超で契約した選手の出場を認めるかどうかだ。

 大谷は23年大会に出場して投打に大車輪の活躍で日本の優勝に貢献、MVPに選ばれた。

 が、3月から投打にフル回転した反動は大きかった。けいれんに悩まされ、8月には右肘靱帯損傷。打者として出場を続けたが、9月に右脇腹を痛めてシーズン終了を待たずに2度目の右肘靱帯修復手術を受けざるを得なくなった。ただでさえ負担の大きい二刀流選手のWBC出場はリスクがつきまとう。

 WBCはメジャーリーグ機構(MLB)とMLB選手会が主催する。メンバーに選ばれた選手は基本的に出場義務があるものの、ケガを恐れた球団にブレーキを踏まれたり、保険会社の審査が通らなかったりで、ドタキャンとなるケースが多い。大谷本人が出たくても出られないことはないか。

「ドジャースは選手のWBC出場に寛容ですからね」と、特派員のひとりがこう続ける。

「前回大会はベッツも正捕手のスミスも、米国代表として出場した。カーショウは保険会社の審査が通らずに断念せざるを得なかったが、保険の問題さえクリアすれば、球団も本人も出場に前向きだった。野球は28年のロス五輪で復活するし、地元のドジャースが機運を盛り上げる意味でも協力しないわけにはいかないでしょう。まして大谷はメジャーの看板を背負う選手といっても過言ではない。出ると出ないとでは、大会の注目度はもちろん、スポンサーを含めた実入り自体も大きく変わってきますからね。仮に、投打の二刀流では保険が通らないということにでもなれば、野手としての出場になるかもしれませんが……」

 手術明けの大谷は今季、打者専念だが、来季以降は投打の二刀流としてプレーする。故障リスクは今季の何倍にも膨れ上がる。26年3月のWBCを迎えるのは32歳になるシーズン。年齢を考えても、WBC出場はそれまで故障せずにプレーすることが大前提なのは言うまでもない。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは大谷が日本ハム入団当時のGMである山田正雄スカウト顧問にインタビューを実施。結婚、二刀流、その素顔などを聞いた。その中でも、山田氏を驚嘆させた「普通でなかった大谷の思考回路」とは……。

●関連記事【大谷を知る】…も要チェックだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください