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松井稼頭央監督とは対照的…西武“連勝”渡辺監督代行が見せた「芯ある采配」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月31日 8時37分

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渡辺監督代行(C)共同通信社

 前任者とは一味違うか。

 西武は30日、中日に3-0で勝利。松井稼頭央監督の休養で渡辺久信GM兼監督代行(58)が指揮を執るようになってから3試合目で初の連勝である。

 この日はスタメン起用で動いた。4番に2022年ドラフト1位の蛭間(23)を据えると、5番は19年ドラ8の岸(27)を配置。松井監督も「4番蛭間」は1試合のみ試したものの、この2人が4、5番に並ぶのは初だ。

「渡辺監督代行は、この2人を近い将来の中軸として育てるつもりでしょう」とは、西武OBだ。

「代行の本業はあくまでGM。目先の1勝よりも、長い目でチーム作りをすべき立場ですからね。松井監督は1番打者が固定できなかったこともあってか、起用する選手や打順をコロコロ変えるなど、場当たり的な采配が目立っていた。今の西武に必要なのは若手や1軍半レベルの選手の底上げ。いくらかつてのホームラン王とはいえ、いつまでも40歳の中村頼みでは何も変わらない」

 その蛭間は3打数2安打とチャンスメークをすれば、後続の岸は4打数1安打2打点。初回、満塁のチャンスではゲッツー崩れの間に内野ゴロで1点を取るのが精一杯だったが、六回は貴重な追加点となる中前適時打を打った。ヒーローインタビューでは、「必死で勝っていこうとする雰囲気がある」と話した。

「今季は選手を育てつつ凌ぎ、来年以降はまたGM業に戻るのではないか」(前出のOB)と言われている渡辺監督代行。その通りになるのか、あるいは来季も継続してユニホームを着るのか。いずれにしろ、日本一を経験している指揮官、案外、やるかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 松井監督と渡辺監督代行には開幕前から確執があった。

●関連記事【確執を知る】…では、2人の間に深く刻まれていた“亀裂”について詳しく報じている。

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