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規正法改正めぐり自公が猿芝居 公明党の活動方針「小さな声を聴く力」の相手は世論より自民党

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月31日 15時3分

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ウロウロと……(C)日刊ゲンダイ

《何だかウロウロと徘徊しているお年寄りのような……》

 SNS上でこんな声が広がっているのが、公明党だ。自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を受けて始まった「政治資金規正法改正案」を巡り、公明の対応が揺れていたからだ。

 自民は月内の衆院通過を目指し、政策活動費の使途公開について新たに政治資金収支報告書の記載事項に「年月」を追加することや、支出を月単位で公開する方針に加え、施行3年後に見直す規定を盛り込んだ。その一方、野党4党が強く訴えている企業・団体献金の禁止を拒否し、公明が求めるパーティー券購入者の公開基準額「20万円超」から「5万円超」への引き下げも受け入れない案を提示。

 これに対し、公明は当初は自民案に難色を示していたものの、ここにきて一転、「連立回帰」のために同調する方針ーーなどと各メディアが報じたことから、ネット上では《さすがはコウモリ集団》《結局は権力にすり寄りたいだけ》といった批判が続出していた。

 すると、30日になって公明の山口那津男代表(71)が「そのまま賛同できない」「(自民に)思い切った決断を求めたい」などと再び態度を硬化させた。

 慌てた岸田文雄首相(66=自民党総裁)は31日、山口代表と会談し、パーティー券購入者の公開基準額を「5万円超」に引き下げる方針を伝えたほか、政策活動費の使途をチェックする第三者機関を設置する考えも示したのだが、自公のこうした動きに対しては依然として《出来レース》《茶番劇》《猿芝居》といった声が少なくないようだ。

■世論の圧倒的多数はパーティー券購入者の公開基準額は「1円超が当然」

 というのも、世論の圧倒的多数はパーティー券購入者の公開基準額は「1円超が当然」、政策活動費についても「廃止」や「即日の全面的な使途公開」を求めているからだ。

《パー券問題は金額の多寡じゃないんだよ。全面公開が原則。1円からでいい》

《そもそも、なんで公開すると「政治活動の妨げ」になるのか分からん。自民だけだぞ、そんなこと言っているのは》

《政策活動費にしがみつく自民など、公明は相手にすべきではない》

 SNS上では公明が自民案を突っぱねることを期待する投稿が目立っていたが、公明のホームページを見ると、党の活動方針として「小さな声を聴く力」とあるから、大多数の世論よりも、カネにしがみつく少数の自民意見を聴いているのだろう。

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