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愛川ゆず季が2歳で長男の自閉スペクトラム症を確信した“逆さバイバイ” ネット検索で不安のループに…

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月1日 9時26分

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お絵描きが得意な6歳の長男をギュッ

 初めて生んだ最愛の我が子に障害が……。元グラビアアイドルで女子プロレスラーの愛川ゆず季さん(41)は昨年、長男が自閉スペクトラム症を抱えていることをブログで公表した。支援につながる前の思い悩んだ時期に自身がパニック障害に陥ったこと、周囲の支えで回復していった経緯もYouTubeなどで発言。著名人である愛川さんの真摯な告白が、同じ境遇にある親たちを勇気づけ、感動を呼んでいる。

 愛川さんの長男は6歳。2歳11カ月から、障害のある子供への治療と教育を合わせて行う「療育(発達支援)」に通う。お絵描きが得意な、可愛い盛りの男の子だ。

 自閉スペクトラム症は、主に社会的なコミュニケーションの困難さや空間・人・特定の行動に対する強いこだわりがあるなど、多種多様な障害特性がみられる発達障害。その特性により、日常生活や社会生活において困難さを感じることがあるという。

 一番辛かったのは長男が2歳の頃だった、と愛川さんは振り返る。

「『うん?』っていうのは1歳代にも若干感じていたんですけど、明らかにおかしいって気づいたのは、逆さバイバイ。それを見つけた瞬間に『逆さバイバイ 治る』とか検索しました。喋るのも遅かったので、一生懸命に本を読んで。すごく焦っていたような記憶があります」

 ネット社会の現代、不安になった親が陥るのが悪い情報ばかりが目に付いてしまうネット検索のループ。

「ネットで探すと自閉症と出てくる。でもやっぱりどこかで『自閉症とは違う』と言ってほしくて相談に行くんですけど、『様子を見ましょう』ってずっと言われて……」

■「心配しすぎだよ」と気丈に振舞っていた夫の本音

 初めての子育てで分からないことが多いのは父親も同じだ。

「夫は『大丈夫だよ』としか言わなくて。『子供ってこんな感じだから。男の子は遅いから』って、ポジティブな言葉をずっと言われていました。『心配しすぎだよ』とか。でもある日、YouTubeの履歴を見たら自閉症について調べていたので、『意外と気になってるやん』って思ったのと同時に、『やっぱりそう思ってたんだ』とショックで……」

 この頃、コロナ禍により対面で相談できなかったことも愛川さんの不安に拍車をかけた。

「迷っている期間が異様に長かったので、自分の精神がパニック障害みたいな感じになりました。『子供が生まれたら将来こうなるのかな』と、本当に希望に満ちていたのが絶望に変わりました」

「でも、自分が弱ったら、もう家族が崩れると感じて。私がちゃんとしないと息子を守れないと踏ん張った。その頃が一番しんどかったなって思います」

 電話での相談は毎回1時間に及び、様子を伝えては助言をもらう日々が続いていたが、3歳前にようやく医療機関の受診にたどり着いた。診断名を聞くかどうかも医師に迫られたが、愛川さんの芯は強かった。

「私の場合は、急に言われたわけじゃなくて、どっちかなって思いながらだったので。急に自閉症と診断されたからといって、ショックを受けて泣くことは一切なかったです」

 療育を受けるための通所受給者証を取得し、週2回の個別療育に加え行政区の療育センターにも週2回親子で通所。保育園と並行通園する日々が始まった。

※告白後編【長男の自閉症を隠していたわけじゃない。でも言葉にすごくパンチがあって…】に続く。

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