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U23日本代表OA枠難航の大ピンチ! 大岩監督「狙う」豪語のパリ五輪メダル獲得は前途多難

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月1日 7時45分

U23日本代表OA枠難航の大ピンチ! 大岩監督「狙う」豪語のパリ五輪メダル獲得は前途多難

MF遠藤航(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada

 パリ五輪に出場するサッカーU23(23歳以下)五輪代表が大ピンチだ。

 年齢制限のないオーバーエージ(OA)3枠について「実際に五輪出場に至っている選手はいない」とJFAの山本昌邦ナショナルチームダイレクター(NTD)が30日、6月の米国遠征メンバー発表会見の席上で明らかにしたのである。

 五輪代表の大岩剛監督は、以前から「OA3枠をフルに使って五輪でメダルを狙う」という青写真を描いていた。

 しかし、五輪の場合はクラブに対して招集の強制力がない上、OA枠有力候補の英プレミアのDF冨安健洋(25)が故障のため、ドイツ1部のDF板倉滉(27)とドイツ2部のMF田中碧(25)とベルギー1部のDF町田浩樹(26)の3人は今オフの移籍話が進行中のため、招集は事実上不可能となった。

 さらに山本NTDが会見場で「監督が決まっていないという状況のチームもある」とポロッと漏らしたが、元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏は「英プレミアの強豪リバプールに所属するMF遠藤航(31)と推察される」とこう続ける。

「昨夏に遠藤を引き入れたドイツ人指揮官のクロップが退任し、オランダ1部フェイエノールトのスロット監督の就任が濃厚と言われている。後釜が誰であろうと、高く評価してくれていたクロップが去ったことで遠藤は来季、主力の座をキープできるかどうか、分からなくなった。地元では『将来は不確定』とネガティブに報じられている。パリ五輪に出場すれば<日本サッカー初の3大会連続出場>という勲章を手にする遠藤は、パリ五輪行きに前向きと言われていたが、ここにきて微妙な状況になったと判断してもいいでしょう」

■6月の米国遠征に選出できず

 米国遠征メンバー25人の中で目を引くのは、昨年10月の米国戦以降は未招集だったドイツ1部の187センチDFチェイス・アンリ、同11月のアルゼンチン戦を最後に呼ばれなくなった鹿島の俊足MF松村優太、オランダ1部のドリブラーMF三戸舜介が復帰したこと。

 前出の六川氏は「OA枠のメドが立たなくなり、大岩ジャパンの常連選手を呼び戻した可能性もある」と言う。

 チーム力アップにつながるOA枠を巡ってドタバタの大岩ジャパン。パリ五輪のメダル獲得は、前途多難と言うしかない。

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