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ドジャース山本由伸 白星量産のカギを握る「魔球」の正体…すでに数回試行で精度向上中

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月1日 7時45分

ドジャース山本由伸 白星量産のカギを握る「魔球」の正体…すでに数回試行で精度向上中

前回27日のレッズ戦でデビュー戦以来の2敗目を喫した由伸(C)共同通信社

 ドジャース山本由伸(25)が、6勝目(2敗)をかけて日本時間2日のロッキーズ戦に登板する。

 パドレスとの韓国でのデビュー戦以来となる2敗目を喫した前回27日のレッズ戦は悪天候のため、試合開始が当初の予定より1時間早まった上に、強風が吹く悪コンディションもあって、5回6安打4失点。約2カ月ぶりに黒星が付いたとはいえ、5月は5試合で3勝1敗と白星先行で終えたのは配球を変えたからだという。

 米スポーツ専門局ESPNによれば、山本は開幕から投げてきたのはフォーシームとスプリットを軸にカーブとカットの4種類を使用。しかし相手の研究、対策が進み、投球パターンが読まれ始めたことから、4勝目を挙げた8日のマーリンズ戦からの直近4試合は、カーブとカットに代え、ツーシームとスライダーの割合を増やした。これにより、分が悪かった右打者の被打率.281は.231と改善したという。

■投手大谷翔平も決め球に

 球種はさらに増えそうで、現地特派員によれば、山本はメジャー移籍後、日本では投げなかった新球の習得に励んできた。一昨年から投手大谷も球種に加え、決め球にしている「スイーパー」だ。

 一昨年からメジャーの投手の間でトレンドになっているスイーパーは、スライダーより曲がりが大きく、スライダーとカーブの中間に位置付けられる。落差が小さく、横方向の動きが大きいため、バットの芯を外して飛球に打ち取る可能性が高まるといわれる。

 山本はすでに、この球種をレギュラーシーズンで数回、試しているという。精度はまだ高くないそうだが、ロバーツ監督は「使える球種が4つあるのは強み。環境に慣れてきたので、他の球種も試合レベルで使えるようになるだろう」と期待を口にしている。

「魔球」と称されるスイーパーを自在に操れるようになれば、投球の幅が広がり、痛打を浴びるケースは減りそうだ。

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