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西武渡辺監督代行はパンクしないか…編成と現場の二刀流に加え「腰痛い」とポロリ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月1日 7時45分

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渡辺監督代行(C)日刊ゲンダイ

「俺、肉離れしたことないんだよ。肉離れするほど走ってないから(笑)。走るの嫌いだし(笑)」

「(巨人の先発は)戸郷かあ。この前ノーノーやったんだよね。またやられたら嫌だなあ……。そいう記録は続かない? 知ってるよ、(1996年にノーノーをやった)俺がそうだったから(笑)」

 5月31日の巨人戦前、西武の渡辺久信監督代行(58)が、前任時と変わらぬ「ナベQ節」で報道陣を笑わせた。

 試合前、ベンチで番記者らを相手に雑談をするのは前任時から変わらない。感情の起伏は激しいものの、大敗した試合でも真摯に取材に応じる。人柄の良さがあってこそだが、今後は激務が予想される。

 松井監督の休養に伴い、2013年以来、11年ぶりに現場復帰した。作戦、選手起用など、まずは試合勘を取り戻す必要がある。しかも、肩書きはあくまで「GM兼監督代行」。編成部門のトップとして、トレードやアマチュア選手のスカウトの指揮も執る必要がある。グラウンド内外で2つの采配を振るわなくてはならないのだ。

「編成の立場とは異なる現場目線で改めて選手個々の特徴を把握するだけでなく、相手チームを知る必要もある。成績不振の責任を取って編場復帰し、『プロ野球人生を懸ける』とまで言い切った。借金15の最下位からの逆襲は並大抵ではなく、プレッシャーはハンパじゃない。監督、GMとして寝る間も惜しんで臨んでいるのは間違いない」(球団OB)

 渡辺代行は日刊ゲンダイの取材に「選手は監督休養の責任を痛感している。もちろん、俺だってその責任がある」と話し、「(GMとしては)投打がかみ合わないなあ、と思って見ていた。かみ合えば勝てる? それはどうなるかはわからないよ」と明言を避けた。一方で「腰が痛くてなあ」とポツリと漏らし、顔をしかめていた。この日は巨人に完敗。GMとして低迷を招いた責任はあるものの、激務でぶっ倒れないか心配だ。

  ◇  ◇  ◇

 松井監督と渡辺監督代行には開幕前から確執があった。

●関連記事【確執を知る】…では、2人の間に深く刻まれていた“亀裂”について詳しく報じている。

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