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全米女子OP日本勢の“本命”笹生優花Vへの条件 首位から7打差に10人、14人が予選通過!

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月1日 11時0分

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初日から好調を維持する笹生だが…(C)ロイター/USA TODAY Sports

【全米女子オープン】第2日

 最終日は寝不足になるか。

 国内ではバーディー合戦が当たり前だが、全米女子オープンはパーセーブさえ厳しい難コース。国内とはまったく違うプレーでスコアをいかに崩さないかがカギとなる。今年のコース(ペンシルバニア州ランカスターCC=6583ヤード・パー70)も例外ではない。

 2015年にこの会場で行われた時は、2日目終了時のトップは通算7アンダー。アンダーパーは10人で、その内2人が4アンダー2位の大山志保と2アンダー5位の葭葉ルミだった。日本勢は13人が出場し、7人が予選を通過。最終日に優勝を争った大山は通算8アンダーで優勝したチョン・インジに5打差の5位だった。

 あれから9年。コース内の樹木は育ち、総距離も180ヤードほど伸びたが、各ホールの表情は大きく変わっていない。

 風が弱かった2日目。首位に立ったのは通算4アンダーのW・メーチャイ(タイ)。アンダーパーも4人と少ないが、今回も2打差3位に21年同大会王者の笹生優花がいる。

 9年前と大きく変わったのは日本勢だ。海外メジャーを制した2人(19年全英女子・渋野日向子、21年全米女子OP・笹生)を含め、総勢21人が参戦。7人が予選落ちしたものの、メジャー史上最多の14人が通過。首位から7打差以内に10人もいる。

  ※  ※  ※
 
-1 ③笹生優花
+1 ⑤小祝さくら
  ⑤渋野日向子
  ⑤岩井千怜
+2 ⑬鈴木愛
  ⑬河本結
+3 ⑯古江彩佳
  ⑯竹田麗央
  ⑯山下美夢有
  ⑯畑岡奈紗

  ※  ※  ※

 全米女子オープンの本当の戦いはここからだ。

 決勝ラウンドのグリーンはますます硬く締まり、ボールが着弾すると、「コン」という高い音がするようになる。ショートアイアンでもボールが止めづらく、1メートル以内のパットにも神経を使う。「日本国内組」にとっては異次元のゴルフが求められる。

 こうなると球を止めやすい高弾道のフェードボールとアプローチの引き出しが多い笹生が俄然有利。しかし、この選手は突然ボギーを連発したり、大崩れすることが多々ある。19年の今大会に勝ってから一度も優勝がないのは、技術よりメンタルの問題とも言われている。

 15年大会の最終日は大山が優勝争いを演じ、21年大会は笹生が畑岡とのプレーオフを制した。昨年は畑岡が単独首位で最終日をスタート。自滅して4位に終わったがファンの目をクギ付けにした。

 今年は初日に世界ランキング1位のN・コルダが12番パー3で池に3度落として10打も叩く大波乱。それが響いてまさかの予選落ちとなった。

 ダブルボギーは当たり前。何が起こるかわからない難コースに強い風が吹けば、大事なパット外して「プッツン」した者はすぐに脱落する。

 パーを拾った選手と一緒に、ファンもテレビの前で「よっしゃ!」と右手の拳を握りしめる……見るものをワクワクさせてくれる最終日にしてほしいものだ。

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