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史上初“ダブル菊五郎”襲名披露のウラ…7代目の奇策は奏功するのか?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月5日 9時26分

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記者会見する尾上菊之助(C)共同通信社

 歌舞伎界の大名跡「菊五郎」襲名が発表されたのは5月27日のこと。5代目尾上菊之助(46)が「8代目尾上菊五郎」を襲名、それに伴い菊之助の長男・丑之助が「6代目尾上菊之助」を襲名するのはこれまで通りだが、現・菊五郎の7代目尾上菊五郎も続投するという、型破りな決断が話題になっている。

 代目こそ違うが同じ大名跡の役者が一つの舞台に乗ることは400年の歴史の中でも初めてのこと。「現場のスタッフやチケットを買うファンが混乱する」という声もあがっているが、芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「7代目菊五郎さんの奇策。菊五郎さんとしては死ぬまで菊五郎を全うしたい、でも自身の体調不良で舞台に立てないこともある中で、“菊五郎”の名が歌舞伎の看板にないことはもどかしい、そこで“2人体制”という奇策に出たのではないでしょうか。菊五郎さんは寺島しのぶさんの長男の眞秀くんを“初代・尾上眞秀”として舞台にあげたり、前例のないアイデアを実現する方。団十郎と菊五郎は歌舞伎界の二枚看板。その菊五郎が親子3代揃って襲名となると注目度は高い。舞台には音羽屋のためならと、そうそうたる面々が名を連ね、名門の歌舞伎役者が一丸となって盛り上げるでしょう、話題性も抜群ですし、集客の望める襲名興行になるのでは」

 襲名披露興行は、来年5、6月の東京・歌舞伎座から始まり、翌年6月までの1年間。22年に行われた13代目市川団十郎(46)の襲名披露興行がイマイチ盛り上がらなかっただけに、期待は高まる一方だ。7代目菊五郎の奇策は奏功するか。

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