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西武はコーチ陣こそ休養が必要だ…貧打の根本原因は“激アマ”松井稼頭央監督だけじゃない

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月5日 11時21分

西武はコーチ陣こそ休養が必要だ…貧打の根本原因は“激アマ”松井稼頭央監督だけじゃない

外崎(中央)が2号ソロを打ったが…(C)共同通信社

 巻き返しを図る西武にとって痛恨の一撃だ。

 4日、ドラ1新人の武内夏暉(22)が感染症特例で登録抹消。1年目ながら4勝負けなし、防御率1.27とエース級の働きをしていた。7日からの阪神3連戦で登板予定だったが、まさに泣きっ面にハチである。

 ただでさえ西武は打線が低空飛行。チーム打率は12球団ワーストの.210だ。武内も何度も見殺しにされながら、それでも安定した投球を続けていた。しかし、援護という希望がなく、力尽きる投手もいる。

 2日の巨人戦はまさにそれだった。先発のボー・タカハシは四回まで2安打無失点に抑えていたものの、五回に集中打を浴び、降板。試合後、渡辺監督代行は「点を取れない中、ピンチを招いて汲々としてしまった」と話し、続けて打線をチクリとやった。

「今のウチ(の打線)は仕掛けが遅いというか、序盤で攻められない。何とか初回からマックスに持って行きたい。攻撃的というか、積極的に。しっかり狙い球を絞る。ミーティングでも好球必打と話してるんだけどね」

 が、笛吹けど踊らずなのがコーチ陣だ。嶋打撃コーチはそんな指揮官の苦言に「監督のその思いに僕らコーチ陣がまだついていけていない」と冷や汗をかき、「いい形はつくれてきている。後は序盤から全力でいけるかどうか」と言葉を絞り出した。西武OBが言う。

「休養した松井前監督はとにかく選手に甘かったが、貧打に関しては平石ヘッド兼打撃戦略コーチや、嶋、高山の両打撃コーチの責任も大。野手の迫力を差し引いても、選手任せで、ただバットをブン回す……というシーンが少なくない。1点を取るための策を編み出せないのはコーチの能力の問題でもある」

 この日は延長十回サヨナラ負け。ヤクルト先発の吉村に六回まで無安打無得点に抑えられ、3点中2点はソロ弾。仕掛けが遅く、個々の選手任せは変わっていない。

 テコ入れは急務だ。

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