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伊東純也はJFAの“スポンサー忖度”でTVに映れず…仏で好調も代表入り不可の「ねじれ現象」続く

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月8日 11時0分

伊東純也はJFAの“スポンサー忖度”でTVに映れず…仏で好調も代表入り不可の「ねじれ現象」続く

伊東純也(C)共同通信社

 サッカー日本代表は6日、2026年北中米W杯のアジア地区2次予選・第5戦でミャンマーを相手に5-0と圧勝した。

 試合後はにこやかに報道陣に対応した森保一監督に対し、周辺からは「その胸中は複雑だったはず」という声も上がっている。一部週刊誌の性加害疑惑報道を受けて2月に代表チームを離脱した伊東純也(31=スタッド・ランス)の復帰のメドがまったく立っていないからだ。伊東はフランスでは依然としてハイパフォーマンスを披露し、試合後も日本人の報道陣への取材対応もしている。それだけに伊東を呼べないでいる森保監督がもどかしい気持ちでモンモンとしていることは想像に難くない。(【前編】からつづく)

  ◇  ◇  ◇

「伊東の性加害疑惑が表沙汰になっても、JFA(日本サッカー協会)の2大スポンサーであるキリンとアディダスは不問に付したが、代表チームを支援するメジャーパートナー企業6社の中で伊東が公式アンバサダーを務めていたセゾンが過敏に反応。すぐにセゾンの公式ページから伊東純也の関連記事を削除。現在もサイト内で伊東純也と打ち込んで検索をかけても<検索結果0件>のまま。

 同じメジャーパートナー企業である複数のスポンサー企業もイメージダウンを懸念しているようです。JFAとしてはスポンサーの意向は無視できない。試合を放送するテレビ局各社に対するJFAサイドの忖度もある。いくら疑惑であっても、問題の当事者である伊東がテレビに映るという事態は、テレビ局にとっても試合中継をスポンサードする企業にとっても好ましくないーーというJFAの判断も、伊東の招集外とは無関係ではない」(関係者)

 この日、伊東の主戦場である右サイドの攻撃的なポジションにFW堂安律(25=フライブルグ)が、ウイングバック(WB)にDF菅原由勢(23=AZ)が先発。何度も攻め込んでチャンスを作った。後半開始からMF鈴木唯人(22=ブレンビー)が堂安と代わってA代表デビュー。同17分には菅原の交代要員としてFW相馬勇紀(27=カザピア)が右のWBに投入され、先発フル出場で2得点を挙げたFW小川航基(26=NEC)にアシストを供給するなど存在感をアピールした。

 試合のキックオフの前には、元日本代表DF内田篤人氏がMCを務めるDAZNのサッカー番組「内田篤人のFOOTBALL TIME」に伊東がスペシャルゲストとして出演。「これから(いろいろ)話せるようになると思います」とコメントした。活動を自粛しているわけでは、もちろんないのだ。

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